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デノン&マランツ、一部製品のDAC変更。AKM工場火災で
2021年4月2日 15:18
ディーアンドエムホールディングスのデノンとマランツは2日、販売中の一部製品について、使用するDACチップを代替部品に変更すると発表した。2020年10月20日に発生した旭化成エレクトロニクス(AKM)の半導体製造工場火災による影響で、DACチップを含む半導体部品の継続的調達が困難になっていることが理由。
ブランドごとの対象製品は次のとおり。
デノン(いずれもAVアンプ)
- AVC-X6700H
- AVR-X4700H
- AVR-X2700H
- AVR-X1600H
マランツ
- CDプレーヤー:CD6007
- プリメインアンプ:PM7000N、PM6007
- AVアンプ:SR8015、SR6015、NR1711
'20年10月に製造工場で火災が発生して以降、両ブランドとも保有していた部品在庫および、新たに市場から調達した部品を使用して製品の生産を継続していたが、当該部品について早期の供給再開が困難な見通しであるため、代替部品に変更して生産を継続する。
DACチップは、製品の音質に特に大きな影響を与える部品のため、変更にあたっては代替部品の選定、周辺回路およびソフトウェアの再設計、サウンドマスターによる音質評価とサウンドチューニングを「新製品の開発時と同様のプロセスで実施致しました」とのこと。
その結果、DACチップ変更以前の製品と同等の音質、性能、機能を維持したまま、従来と変わらない品質の製品を届けることが可能になったとしている。