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JVC、映像を保険会社にスマホ伝送できるバイク用ドラレコ
2020年12月22日 13:50
JVCケンウッドは、レッドバロン、あいおいニッセイ同和損害保険と共同で、保険会社との動画連携などに対応したバイク用ドライブレコーダーと専用スマホアプリを開発。2021年3月より、レッドバロン会員向けに提供開始する。バイク用ドライブレコーダーで取得した動画を、スマホアプリで保険会社へ送信する機能は保険業界初となる。
バイク用ドライブレコーダーと、撮影した動画の閲覧やダウンロードが可能なスマホアプリ「ツーリングEYEs」、さらにあいおいニッセイ同和損保のオートバイ保険契約者専用スマホアプリ「エマージェンシーNAVI」を組み合わせて利用。「ツーリングEYEs」が「エマージェンシーNAVI」と連動し、事故映像を送信できる。
バイク用ドライブレコーダーはレッドバロンとJVCケンウッドが共同開発。前後2カメラ構成で、バイクの外見を損なわない業界最小レベルのサイズを実現したとし、様々な車種に合わせた取り付けアレンジが可能としている。フルHD画質で撮影可能なほか、HDRに対応。電子式ブレ補正も搭載する。防水防塵や耐振動などの高い耐環境性能を備えるという。
「ツーリングEYEs」は、バイク用ドライブレコーダーと無線LAN接続し、映像の確認や動画のダウンロードができる。ツーリング中に撮影した映像をすぐに確認できるほか、手軽にSNSへ投稿できるとしている。「エマージェンシーNAVI」と連動し、事故映像をあいおいニッセイ同和損保に送信する機能も備える。
「エマージェンシーNAVI」は、あいおいニッセイ同和損保のオートバイ保険契約者向け専用スマホアプリとして2021年3月に提供開始する。アプリ利用の対象者は、当バイク用ドライブレコーダーを購入・取付と、「ツーリングEYEs」をインストールし、あいおいニッセイ同和損保のオートバイ保険に加入した人。
事故映像の送信のほかに、ワンタッチでオペレーターと繋がる機能も搭載。「救急車の要請」「警察への通報」「ロードサービスの要請」をワンストップで代行・取り次ぎするといしてる。
これにより、アプリからダイレクトに事故映像が送信できるため、事故後の負担を軽減するほか、保険会社が事故状況を正確に判断し、迅速な保険金の支払いにつながるとしている。
3社は今後、引き続きドライブレコーダーやアプリの改良、新たな製品やサービスの開発を行ない、専用のドライブレコーダーから得られる走行データや位置情報などのデータ活用による高度な事故対応や、アプリ上から加入できる保険商品の開発を検討していく。