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ケンウッド、AIであおり運転を自動検知する2カメラドラレコ

「DRV-MR8500」

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのドライブレコーダー2機種を発売する。価格はオープンプライス。ラインナップと店頭予想価格は、「AIセンシング」を搭載した前後撮影対応2カメラの「DRV-MR8500」が42,000円前後(税込)で9月中旬発売、360度撮影対応の「DRV-C750」が4万円前後(税込)で8月下旬に発売する。

「AIセンシング」搭載の前後撮影対応2カメラ「DRV-MR8500」

2.7型液晶と一体化したフロントカメラとリアカメラで構成されたドライブレコーダー。フロント/リアの両方にF1.6の明るいレンズと、ソニーSTARVISを搭載。暗い環境でもノイズの少ない高感度録画と、WQHD(2,560×1,440ドット)の解像度での録画が可能。HDRも搭載する。

ケンウッド初となる「AIセンシング」機能を搭載し、後方車両の急接近に加え、後方車両の蛇行運転などのあおり運転を自動で検知して画面表示と警告音でドライバーに知らせるとともに自動で録画保存。イベント記録専用のフォルダに記録する。

常時録画、イベント記録、手動録画、駐車録画の録画機能を搭載。駐車録画は、別売りの車載電源ケーブル「CA-DR100」を使用して、24時間365日行なう。駐車中、フロントカメラに内蔵のGセンサーが振動を検知すると、ドライブレコーダーが起動して前後2台のカメラで撮影した映像を記録(1ファイル60秒)。その後、駐車録画フォルダに保存する。

前方衝突警告、後方車異常接近警告などの運転支援機能や、SDカードのエラーを未然に防止する独自の「SDカードメンテナンスフリー」機能、録画エラーを未然に防ぐSDカード寿命告知機能も搭載する。

フォーマットは動画がMOV、静止画がJPG。フロントカメラの外形寸法は89.6×38.7×54.8mm(幅×奥行き×高さ)。重量はフロントカメラが130g(SDカード含む)、リアカメラが35g。32GBのmicroSDHCカードなどが付属する。

並走車や車室内も録画する360度撮影「DRV-C750」

高画質録画性能や高い基本性能を装備しつつ、水平360度全方位録画に対応し、前方・後方に加え、左右と車室内の録画ができるドライブレコーダー。2.4型液晶も備えている。別売オプションとしてリアカメラ「CMOS-DR750」も同時発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後。

「DRV-C750」と「CMOS-DR750」

前後の車によるあおり運転だけではなく、並走車による左右からの幅寄せや、車内におけるトラブルも録画できる。F1.8の明るいレンズを採用し、夜間やトンネルなどの暗いシーンの撮影に強いだけでなく総合的に画質を向上するほか、HDRも搭載する。

Gセンサーを搭載し、突発的な衝撃や急激な速度変化で自動的に録画を開始し、イベント記録専用のフォルダに記録する。別売りの車載電源ケーブル「CA-DR350」を使用することで、最長24時間の駐車監視タイマー録画にも対応。駐車中の衝撃や、動体の検知にも対応し、検知前の5秒間と検知後の15秒間の計20秒間の録画ができる。

解像度はラウンドモードで1,856×1,856ドット、パノラマモードで1,920×960ドット、2分割/4分割モードで2,048×1,536ドット。記録方式は常時録画、イベント記録、手動録画、駐車監視録画。フォーマットは動画がH.264、静止画がJPG。

外形寸法は74×32×86.1mm(幅×奥行き×高さ)。重量は129g(microSDHCカード、取り付けブラケット含む)。32GBのmicroSDHCカードなどが付属する。

リアウィンドウが小さい車や、後部座席に大荷物を積載しているなど、360度カメラ映像のみでは後方確認が難しい場合は、リアカメラ「CMOS-DR750」を設置することで、鮮明に同時撮影できる。スモークシースルー機能を搭載し、リアガラスの濃度に合わせて設定を3段階で調整可能。

視野角は水平約100度、垂直約52度、対角約111度。F1.8の明るいレンズを採用し、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。重量は32g。