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デジカメ動画撮影ノウハウからグレーディングまで、LUMIX「CP+」で配信

今年はオンラインで2月25日~28日に開催される、カメラ映像ショー「CP+」。入場は無料だが、Webでの事前登録が必須となる。パナソニックでは、ライブ配信プログラム「Creators Live! with LUMIX」を2月26日15時より配信。クリエイターたちが作品制作の基本や、ワンランク上の表現のTipsまでを紹介するセミナーや対談などの企画を予定している。

パナソニックはこれまでのCP+において、“LUMIXのカメラ”を中心とした訴求を行なっていたが、2021年は“クリエイター”を中心に設定。それを取り巻く要素の1つとしてLUMIXがある、“クリエイターに寄り添うLUMIX”にテーマを変更し、クリエイターにとって役に立つ情報の発信を念頭に展開していくという。

26日15時から配信開始される「Creators Live! with LUMIX」では、日本最大級の動画・映像制作Tipsサイト「Vook」とコラボ。多くのクリエイター達が、各自のワークフローを紹介したり、写真や映像を気軽に公開する人が増える中で“クリエイターとしてどう差別化、自己表現していくのか”といった事などを語っていく。プログラムの種類は、講師がプレゼンする「セミナー」、複数人による「対談」、配信現場の「裏側」紹介、インタビュアーがメーカー説明員に取材する「突撃取材」、カメラを試せる「拠点紹介」を用意。

毎日コンテンツを変えて配信を行なう、各日2部構成。MCとして、ドキュメンタリー監督の岸田浩和氏、Vookの岡本俊太郎CEO、ビデオグラファーの熊田勇真氏、映像ディレクターの大石健弘氏、曽根隼人氏らが参加。インタビュアーは、YouTuberで動画クリエイターのギュイーントクガワ氏、エマークスタジオ氏が担当する。

  • 【DAY 1:写真を、究めよう。 動画クリエイターも見て面白い、写真の世界に入っていく1日】
    2月26日 第1部 15:00~17:00 / 第2部 18:00~21:40
    出演者:写真家 森脇章彦氏、 航空写真家A☆50/Akira Igarashi氏、写真家 相原正明氏、フォトグラファー 武井宏員氏、 写真家 イノウエ氏、DopeZine CEO/スナップ写真家/エンジニア 万城目 瞬氏、クリエイティブディレクター 大貝篤史氏、ビデオグラファー 熊田勇真氏、ドキュメンタリー監督/映像記者 岸田浩和氏
  • 【DAY 2:動画を、はじめよう。機材、セットアップ、発信方法など動画の世界の入り口に立つ1日】
    2月27日 第1部 12:00~17:00 / 第2部 18:00~21:50
    出演者:写真家 上田晃司氏、写真家 コムロミホ氏、映像クリエイター shimi(しみさん夫婦)氏、モデル/登山系YouTuber 山下真弓氏、ムービーアーティスト Shuichi Jouno氏、mix&rec engineer 森田良紀氏、Film Director/Videographer/Colorist 比嘉 久人氏、Director/Cinematographer 高橋 遼氏、撮影監督/ディレクター ニコラス・タケヤマ氏、ビデオグラファー 熊田 勇真氏、映像ディレクター/Happilm 代表 大石 健弘氏、YouTuber/動画クリエイター ギュイーントクガワ氏、YouTuber/動画クリエイター エマーク氏、Vook代表 岡本 俊太郎氏
  • 【DAY 3:動画を、究めよう。現場の回し方やグレーディング等プロの映像制作を学ぶ1日】
    2月28日 第1部 13:00~17:00 / 第2部 18:00~21:40
    出演者:Filmmaker Osamu Hasegawa氏、映像監督 TOSH SHINTANI氏、ビデオグラファー 柳下 隆之氏、映像ディレクター 宮部 一通氏、ドキュメンタリー監督/映像記者 岸田 浩和氏、映像作家/撮影監督/Filmmaker/Cinematographer 小原 穣氏、撮影監督 会田 正裕氏、映像ディレクター 曽根 隼人氏、ギュイーントクガワ氏、エマーク氏、岡本 俊太郎氏

詳しい配信スケジュールは、「Creators Live! with LUMIX」サイトを参照のこと。各配信では、視聴者からのコメントを受け付けられるようにする予定。

ビデオグラファーの柳下氏

CP+出展概要のマスコミ向け説明会には、ビデオグラファーの柳下氏が登壇。動画撮影に用いるカメラの撮像素子サイズの違いや、フレームレートとは何か? スローモーション動画の撮り方、動画撮影時はカメラのモードを「ムービー」にしようといった初心者向けの基本から、照明のフリッカーを避けるためにフレームレートは1/50、1/60に設定する事や、静止したモノを撮影する時でもジンバルやスライダーを用いて動きのある魅力的な映像にできるといったステップアップポイントまで解説。

CP+でも、こうした幅広い視聴者にとってためになる動画が配信されるようだ。

Lマウント用の新レンズも登場

さらにパナソニックは、Lマウント用の新レンズ「LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.」(S-R70300)も17日に発表。CP+出展概要説明会に現物も展示された。発売日は4月22日、価格は16万600円。

LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.

ズーム全域で優れた描写性能と高品位なボケを実現できるという、高倍率の望遠ズームレンズ。焦点距離300mmでマクロ撮影が可能なのも特徴で、新たな映像表現にも活用できるという。

LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.

また、小型軽量で、5.5段分の手ブレ補正(Dual I.S.2対応)も活用できる事から、撮影環境を選ばない機動力も特徴となっている。

絞りは11枚羽根。羽根の形状を最適化することで、美しい光芒表現を実現したという。

動画撮影も考慮した設計となっており、ハーフマクロを実現しながら、ズームをしてもピントの移動を抑え違和感のないブリージング量に抑制している。ズームトラッキング性能も高めた。レンズの重量は約790g、フィルター径は77mm。

LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.