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DJI、スマホ用ジンバル「OM 5」。延長ロッド内蔵で多彩な撮影

スマートフォン用のハンディジンバル「DJI OM 5」

DJI JAPANは、スマートフォン用のハンディジンバル「DJI OM 5」を発表した。Osmo Mobileシリーズの最新モデルで、価格は17,930円。磁気クランプ、三脚、電源ケーブル、リストストラップ、収納ポーチが同梱されている。カラーはサンセット ホワイトとアテネ グレーの2色。別売アクセサリーとして、補助ライト内蔵のスマートフォンクランプを6,160円で発売する。

補助ライト内蔵のスマートフォンクランプ

OM 5には、新しいスマートフォンクランプが付属。ボディに延長ロッドを内蔵しつつ、前モデルに比べ3分の1小さくなったというコンパクトボディが特徴。軽量化も実現しており、手のひらサイズに折りたたんで収納する事も可能。ジンバルの重量は290g。クランプは34g。

本体に延長ロッドを内蔵したことで、高いところや低いところなど様々なアングルから撮影でき、コンテンツ制作の可能性も拡がるとする。ロッドの最大長は215mm。また、ハンドル部分のボタンを一つ増やしたことで、メイン機能へのアクセスや制御が容易になった。

延長ロッドを長くしたところ

高度な3軸ジンバルテクノロジーを搭載。さらに、新機能「ShotGuides」(ショットガイド)と、アップグレードした「ActiveTrack 4.0」を搭載。スマホ用スタビライザーの可能性を拡げるという。

ShotGuidesは、撮影を楽しみながら学べる新機能。「タップするだけで誰でも簡単に、滑らかな映像やユニークな動画などレベルアップしたコンテンツを制作できる」とする。30組に及ぶプリセットの撮影チュートリアルを参考にしながら撮影でき、自動編集で簡単に動画を作成することも可能。

アップグレードした「ActiveTrack 4.0」により、最大5m/sのスピードで、最大3倍のズームを使ったトラッキングに対応。被写体が激しく動いていても正確に認識し続け、被写体をフレームの中心に捉えながら安定したトラッキングが可能。

さらに、事前にプログラムされた撮影モードとして以下も用意する。

  • ジェスチャー操作:ハンドジェスチャーで動画撮影の開始・終了を操作したり、写真撮影が簡単に行なえる
  • DynamicZoom:映画で使われる撮影技法の一つで、ズーム機能を自動的に調整することにより背景をドラマチックに動かせる
  • タイムラプス:時間の流れを圧縮
  • モーションラプス:タイムラプスの効果に加え、ジンバルの動作ポイントを設定できる
  • ハイパーラプス:ジンバル自体が物理的に移動する状態で撮影されたタイムラプス映像
  • パノラマ:3×3パノラマ、240度パノラマ、分身パノラマの3種類を用意。分身パノラマは人や被写体を複数回撮影し、1つのショットに合成
  • スピンショット:DJI Mimoアプリで有効にすると、ジョイスティックを使用し、ジンバルがスマートフォンを回転させ、映像にスピン効果を追加する
  • ストーリーモード テンプレート:プリセットのテンプレートを選択し、クリエイティブな映像効果をコンテンツに追加する
  • 美顔効果:自動レタッチやパラメーターのカスタマイズ設定が可能。カメラをフロントカメラに切り替えると、美顔効果モードが自動的にオンになる

スマホを固定するクランプは新デザインとなり、スマホをしっかりと保持。様々なスマホに対応するという。

アクセサリーとして、補助ライト内蔵スマホクランプをラインナップ。補助ライトが内蔵された磁気クランプで、夜景やナイトシーンなど暗所での撮影時に被写体を明るく照らし、撮影機会を逃さないという。

他にも、リストストラップ、グリップ式三脚、収納ポーチなどをラインナップする。