ニュース

仏REAVONのUHD BDプレーヤー上陸。SACD&マルチch出力で29.7万円

輸入商社のタクトシュトックは、フランスのAV機器販売店GROUPE ARCHISOFTが展開するブランドREAVONの取扱いを開始。REAVONのUHD BDプレーヤー「UBR-X200」および「UBR-X100」を、11月10日より発売する。主な違いはSACD再生やアナログ音声出力の搭載有無。価格はX200が29.7万円で、X100が14.3万円。

フランス語で夢を意味するREAVON(リーヴォン)は、GROUPE ARCHISOFTが2021年に立ちあげた新ブランド。X200/X100は、これまで培った同社の製品設計・製造ノウハウを活かし、「“何でもできる”ではなく、ディスク再生に特化」するカタチで、最高クラスの音と映像を目指したUHD BDプレーヤーシリーズ。フランスで設計した後、中国・深センにある専用工場で厳格な管理体制の元で生産しているという。

UBR-X200

UBR-X200

UBR-X200は、REAVONユニバーサルディスクプレーヤーのフラッグシップモデル。SACDの再生に加え、アナログマルチch音声出力(RCA)、2chアナログ音声出力(XLR/RCA)の搭載が特徴。Dolby Vision対応UHD BDの再生もサポートする。メインシステムはMediatek MT8581で、DACチップにはPCM1690を使用している。

1.6mm厚のシャーシベースを3mm厚のスチール製リジッドアンダーベースで補強した、高剛性なボディを採用。機械的な振動を最小限に抑えることで、大幅な低ノイズ化を実現し、安定性の高い構造を実現した。また、採用したミリタリーグレードのトロイダルトランスが低ノイズ・低電磁波に寄与。音声の歪みや音質の劣化が少なく、クリーンで正確なサウンド再生を可能とした。

高SNなメイン基板を採用。ジッターレスクロックに加え、コンデンサ類にはカスタムメイド・オーディオグレードを使用。ミリタリークラスの大容量トランスや、3mm厚のスチールプレートの恩恵もあり、「既存のBDプレーヤーの領域をはるかに超えるサウンド/ビジュアル・クオリティを備える事に成功しました。特にSACD再生時の美しくも芯のあるサウンドは一級品」としている。

リモコンのInfoボタンを長押しすると、ディスク情報の詳細表示が可能。再生中のディスクの詳細ほか、UHD BDのMaxFALLやMaxCLLなどのマスタリング情報や、HDR、HDMI出力情報の表示が行なえる。ほかにも、4Kアップスケーリングや24p出力、映像調整機能を搭載する。OSDの日本語表示も可能。

ディスク情報の詳細表示に対応

再生可能ディスクは、UHD BD、BD、ブルーレイ3D、DVD、DVD-Audio、SACD、CD。MKV、FLAC、DSD、AIFF、JPGなどの映像・音声ファイルも再生できる。

HDMI出力は2系統で、映像と音声のセパレート出力が可能。同軸・光デジタル音声出力、RCA・XLRアナログ音声出力が各1系統用意するほか、7.1chのアナログ音声出力(RCA)を備える。前面と背面にUSBポートも搭載する。

消費電力は42W。外形寸法は430×300×85mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.8kg。

背面

UBR-X100

UBR-X100は、上位X200譲りの高剛性構造と高いSN比を実現しながら、DAC部を省いたアナログ音声出力非搭載のスタンダードモデル。SACDのみ非対応だが、その他の再生可能ディスクはX200と変わらない。メインシステムはMediatek MT8581で共通。

UBR-X100

X200同様に、1.6mm厚のシャーシベースを3mm厚のスチール製リジッドアンダーベースで補強した、高剛性なボディを採用。ディスク情報の詳細表示に対応するほか、4Kアップスケーリングや24p出力、映像調整、OSD日本語表示も行なえる。

再生可能ディスクは、UHD BD、BD、ブルーレイ3D、DVD、DVD-Audio、CD。MKV、FLAC、DSD、AIFF、JPGなどの映像・音声ファイルも再生できる。

HDMI出力は2系統で、映像と音声のセパレート出力が可能。同軸・光デジタル音声出力を各1系統用意するほか、前面と背面にUSBポートを搭載した。

消費電力は32W。外形寸法は430×300×85mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.2kg。

UBR-X200/X100共通の付属リモコン
背面