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3DオーディオからJBL伝説のスピーカーまで、JASジャーナル'21年秋号

日本オーディオ協会は、オーディオビジュアル関連のニュースや新技術、協会会員による投稿などを掲載した「JASジャーナル」の2021年秋号を公開した。無料で読める。Dolby Atmosや3Dオーディオ制作用スタジオ、バイノーラル技術のHPLなど、イマーシブオーディオに関連した内容が充実している。

Dolby Atmosに関しては、ドルビージャパンの大沢幸弘社長が、基本から幅広い分野での活用事例、Apple MusicとAmazon Music HDで配信されているDolby Atmos Musicの特徴などを紹介。

3Dオーディオコンテンツ制作については、ソニーPCL 技術部門のサウンドスーパーバイザー喜多真一氏が、5.1ch THX pm3認定スタジオを3Dオーディオモニタリングとミキシング用に改修したレポートを掲載。どのような機材を使い、スピーカーをどのように配置しているかといった具体的な情報も記されている。

そのほかにも、高音質バイノーラル技術のHPLについて、アコースティックフィールドの久保二朗代表取締役が解説。22.2chの音声信号入力に対応した立体音響技術「OPSODIS」を使ったシアターバーを発売しているシャープから、スマートディスプレイシステム事業本部 オーディオ事業部の杉山道則氏が、その仕組みを説明している。

さらに、ブランド創立75周年を迎えたJBLの軌跡を、ハーマンインターナショナルのライフスタイルオーディオ–コンシューマプロダクトマーケティング部 サウンドエバンジェリスト 藤田裕人氏が振り返っており、伝説的なスピーカー「D30085 ‟Hartsfield”」や「D44000 ‟Paragon”」、「Project K2 S9500」などから、今もなおJBLの誇る2つの峰として君臨する「Project EVEREST DD67000」、「Project K2 S9900」まで知ることができる。