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ガメラを“遺す”クラウドファンディング。返礼に角川大映撮影会など

(C)KADOKAWA

KADOKAWAは、“ガメラ55周年+プロジェクト”の一環として、「ガメラ 大怪獣空中決戦」で制作された着ぐるみガメラを蘇らせるクラウドファンディングを、12月14日20時より「うぶごえ」にて開始する。締め切りは2022年2月10日23時59分59秒。All-or-Nothing方式で、目標金額は1,200万円。返礼として、蓄光版「飛びガメラ1尺サイズ」や、角川大映スタジオでの撮影会参加権などを用意する。

今回行なわれる「『ガメラ大怪獣空中決戦』【G1】着ぐるみガメラ 永久保存化プロジェクト」は、平成ガメラ3部作の造型を手掛けた原口智生率いるガメラ造型部が、現存していない“G1着ぐるみガメラ”を当時の姿で復元させるというもの。

1995年に公開された「ガメラ 大怪獣空中決戦」は、スマッシュヒットを記録し、すぐさま続編となる「ガメラ2 レギオン襲来」(G2)の製作が決定。翌年の公開に向け急ピッチで準備が進められたが、敵怪獣・レギオンの造型に莫大な費用がかかることに加え、新たにガメラの着ぐるみを制作する時間がなかったため、G2はG1の着ぐるみを流用することに。結果、G1の着ぐるみは現存されなかった。クラウドファンディングを募ることで、将来にわたってガメラを遺すことができるように蘇らせるという。

(C)KADOKAWA

プロジェクトの返礼としては、撮影で使用されたプロップを原型に、公開当時、数量限定で発売された「飛びガメラ1尺サイズ」の蓄光版をクラウドファンディング限定で復刻。他にも体験型の返礼として、ガメラの聖地・角川大映スタジオで、平成ガメラ三部作の特殊美術を手掛けた三池敏夫が建て込んだミニチュアを背景に、同じく平成ガメラ三部作の特撮の照明を担当した林方谷のライティングで蘇ったガメラの撮影会に参加する権利などを用意する。

KADOKAWAによれば近年、関係者らの働きかけにより「特撮」を文化としてとらえ、次世代に継承していく運動が広がりつつあるとのこと。

東京都現代美術館で開催された「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」や、アニメや特撮映像の創造の過程で生み出された中間制作物を後世に遺す「特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)」の設立(理事長に庵野秀明)など、“特撮”を文化としてとらえ次世代に継承していく運動が広がりつつあり、国立新美術館で開催中の「庵野秀明展」においても、多くの着ぐるみやプロップなどが展示されている。

KADOKAWAは「ガメラもATACの理念に則り、『遺し』そして『未来の新たな創造』につなげていくために、本プロジェクトを始動いたします」としている。