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PRIMARE、DACを「ES9028Q2M」刷新のネットワーク対応プリメイン

「I15 Prisma MK2 BLK/K」

ナスペックは、PRIMAREブランドより、DACチップをESS製「ES9028Q2M」にリニューアルしたネットワークプレーヤー機能内蔵プリメインアンプ「I15 Prisma MK2」と、MQAパススルー出力に対応した小型ネットワークプレーヤー「NP5 Prisma MK2」を、1月11日に発売した。価格はI15 Prisma MK2が297,000円、NP5 Prisma MK2が99,000円。I15 Prisma MK2は、フロントパネルとトップがブラックの「BLK/K」と、フロントパネルのみチタンの「TAN/K」が用意される。

I15 Prisma MK2

DACチップを「ES9028Q2M」にリニューアル

DACチップを従来モデルの「AK4490EQ」からESSの最高水準の32bitステレオDACへと刷新。ESSが独自開発した特許技術「HyperstreamIIテクノロジー」により、ダイナミックレンジは129dB、全高調波歪み+ノイズ(THD+N)は-120dBとハイレゾファイル再生に相応しい優れた特性を持つ。最大384kHz/32bitまでのPCMとDSD 11.2MHzまでの再生に対応。

ネットワークプレーヤー機能として「Prisma」を採用。192kHz/24bitまでのPCM、DSD 5.6MHzまでのデータをNAS/USBメモリー/HDD/ストリーミングに関わらず再生できる。再生可能フォーマットは、WAV/LPCM/AIFF/FLAC/ALAC/WMA/OGG/MP3/MP4(AAC)など。Chromecast built-inやAirPlay2、Spotify Connectを使った再生もできる。

「I15 Prisma MK2 TAN/K」

特別仕様のHypex UCD102アンプモジュールを搭載し、ディスクリートで組まれた電源が急激な変化に対しても安定した電圧を提供するという。60W(8Ω)/100W(4Ω)の駆動力を実現したクラス Dアンプの利点を活かし、回路基板にヒートシンクを直接配置し経路を大幅に短縮。出力デバイスもスピーカー端子に直結させるケーブルレスとすることで高音質化を実現した。

本体背面

再生周波数帯域は20Hz~20kHz(-0.5dB)、SN比は>80dB。デジタル入力は光×4(角型3/丸型1)、USBを装備。USBはType AとType Bの2タイプを備える。デジタル出力は同軸×1。アナログ入力と出力は、それぞれRCAステレオが1系統。LANのほか、RS232、トリガー出力、IR入出力などのコントロール端子も用意された。

リモコン

消費電力はアクティブ時25W、スタンバイ(ECO)時0.5W。突起部を含む外形寸法は350×310×73mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは6.4kg。C25リモートコントロールが付属する。

NP5 Prisma MK2

「NP5 Prisma MK2」

デジタル音声出力に特化し、他社製D/Aコンバーター製品との組み合わせを想定した「Prisma」搭載ネットワークプレーヤー。新たにMQAパススルー出力に対応し、MQAデコード対応のD/Aコンバーターと組み合わせて、MQA音質のストリーミング再生が楽しめる。

内部基板
本体背面

出力は光/同軸デジタルを各1系統搭載し、アナログ出力は非搭載。入力はUSBとLANで、再生可能フォーマットはWAV/LPCM/AIFF/FLAC/ALAC/MP3/MP4(AAC)/WMA/OGG/DSD。PCMは最大192kHz/24bitまで。DSDは5.6MHzをサポートするが、PCMに変換出力される。Chromecast built-in、AirPlay2、Spotify Connect、Roon Readyをサポートする。

消費電力はアクティブ時3.6W、スタンバイ時2.9W。突起部を含む外形寸法は143×125×36mm(幅×奥行き×高さ)、重さは0.5kg。