ニュース

車の中でも「そこにいるかのような音」、AKM"VELVET SOUND for Cars"

旭化成エレクトロニクス(AKM)は11日、車室内で「まるで、そこにいるかのような」音の世界を実現するという、サウンドデザイン・ソリューションの新ブランド「VELVET SOUND for Cars」を発表した。

AKMは1987年に初代オーディオ製品をリリースして以降、高音質なオーディオ用ICや自動車向けオーディオ・ボイス製品を提供。今後は、車室内の過ごし方がより多様化する見込みだが、ガラスの反射やシートの吸音など、車室内の音響環境は複吸音や反射によって複雑な特性になっている。また、ロードノイズなど、自動車特有のノイズ源も問題となる。

AKMでは、スピーカーや高出力アンプの搭載など、単にハードウェアを強化するだけでは「ユーザーの感性に訴えかける音を実現することはできない」とし、「音響空間特性を丁寧に紐解いて補正し、数値化された特性だけでは測りきれない人の感性に訴えかける音を引き出すためのサウンドデザインを施す」必要があるとする。

そこで、ハイエンドオーディオ業界で実施している、オーディオマイスターの技術を継承。「日々訓練を重ねているオーディオプロフェッショナル」が監修し、「高品質なオーディオ用IC」「ソフトウェアアルゴリズム」「チューニング」の3つの技術を融合させ、「まるでそこにいるかのような音の世界」をオートモーティブの室内に届けるソリューションとして、VELVET SOUND for Carsを立ち上げたという。