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ケンウッド、ハイレゾ&ワイヤレスミラーリング対応“彩速ナビ”4機種

「MDV-M909HDF」

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのAVナビゲーションシステム「彩速ナビ」最上位シリーズの2022年モデルとして、新たにワイヤレスミラーリングに対応した9型のフローティングモデル「MDV-M909HDF」とインダッシュモデル「MDV-M909HDL」、7型の200mmワイドモデル「MDV-M809HDW」と、180mmモデル「MDV-M809HD」の計4機種を、6月中旬に発売する。いずれも価格はオープンプライスで、店頭予想価格はMDV-M909HDFが163,000円前後、MDV-M909HDLが152,000円前後、MDV-M809HDWとMDV-M809HDが105,000円前後。

「MDV-M809HDW」

高精細HDパネルを搭載し、ハイレゾ音源の再生もできる彩速ナビ最上位シリーズ「TYPE M」の'22年モデル。新たにワイヤレスミラーリングに対応したことで、スマートフォンと彩速ナビのWi-Fi接続が可能となり、YouTubeや人気の動画配信サービスのコンテンツをナビの大画面で楽しめる。

さらにスマートフォンをBluetoothテザリングで接続すると、音楽CDのタイトル情報やアートワーク表示ができるようになった。そのほか地図アイコンも、より直感的で分かりやすいデザインにリニューアルされた。

同社のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー“ミラレコ”「DRV-EMN5700」(別売)と、前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MN970」(別売)との連携にも対応し、ナビ画面でタッチ操作による各種映像の表示や、ナビ本体の高精度な位置情報を活用した、ドライブレコーダー録画映像の地図画面上表示、録画映像の拡大表示などができる。

4モデルとも、1,280×720ドットのHDパネルを搭載。上下左右170度の広視野角を確保したほか、グレア処理した静電容量方式タッチパネルで快適な操作も実現している。HDMI入力も備え、iPhoneやデジタルカメラ、ビデオカメラなどと有線接続することもできる。

「MDV-M909HDL」

「MDV-M909HDF/M909HDL」のみ、HDMI出力が可能。ナビで再生しているソースの映像を、別売のリアモニターに表示することもできる。ナビの地図画面を後部座席でも見られるモニターミラーリングもできる。

4モデルとも、最大192kHz/24bitのハイレゾ音源再生が可能。ファイル形式はFLACやWAV、DSD(PCM変換にて再生)を利用できる。MQAにも対応した。Bluetooth 5.0準拠でコーデックはSBC、AACに加え、LDACも利用できる。

ビクタースタジオの収録技術とケンウッドのオーディオ技術を駆使した独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」や、全ソースをハイレゾ音質にアップコンバートする「192kHz/32bitアップコンバート」、本体パネルにクロス形状の絞り加工を加えることで共振を抑えて音質を向上させる「クロス天板構造」、アイソレーションアンプの採用といった高音質化技術も搭載する。

「MDV-M809HD」

そのほか、車内の各スピーカーから出る音のタイミングを調整して、最適な音質を実現する「リスニングポジション機能」や、リスナーの正面にアーティストが居て演奏しているかのように設定できる「フロントフォーカス調整」など、各種サウンドチューニング機能も利用可能。

オーディオ部の最大出力は50W×4、スピーカーインピーダンスは4~8Ω。外形寸法はMDV-M909HDFの本体部が178×158×100mm(幅×奥行き×高さ)、パネル部が251×22×137mm(同)。MDV-M909HDLが234×190×134mm(同)、MDV-M809HDWが206×175×104mm(同)、MDV-M809HDが180×185×100mm(同)。

重さはMDV-M909HDFの本体部が2.2kg、パネル部が1.2kg。MDV-M909HDLが2.6kg、MDV-M809HDWとMDV-M809HDは2.2kg。