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パナソニック、自宅レコーダをリモート視聴できる「ストラーダ」
2022年11月1日 16:00
パナソニック オートモーティブシステムズは、AV一体型カーナビゲーション「ストラーダ」の新モデルとしてフローティング大画面モデル3機種を12月初旬から発売する。自宅のレコーダーにネット経由で接続し、テレビ番組をリモート視聴できる「レコーダーリンク」機能を新搭載した。ラインナップは10型有機ELの「CN-F1X10BGD」と「CN-F1X10GD」、9型液晶の「CN-F1D9GD」で、価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は次のとおり。
- CN-F1X10BGD:26万円前後
- CN-F1X10GD:24万円前後
- CN-F1D9GD:17万円前後
近年、インターネット経由でのテレビ視聴サービスが拡大。外出先でも見たい時に手軽にインターネットに接続してテレビを視聴するニーズが高まっているとし、新たに「レコーダーリンク」機能を搭載した。録画した番組をダビングすることなく、手軽にカーナビで再生できる。
レコーダーのチューナーで受信している番組のリモート視聴もできるため、遠出した外出先でも自宅エリアで放送中の番組やBS/CS放送も視聴できる。最上位機種のCN-F1X10BGDでは、DVDに加えBlu-rayの再生にも対応。「お気に入りのブルーレイソフトを高画質で視聴することができ、映像コンテンツの楽しみ方の幅が広がった」としている。
CN-F1X10BGDとCN-F1X10GDでは低反射の10型有機ELディスプレイを採用し、地図も映像もHD画質で表示でき、ルート案内や連携ドライブレコーダーの映像は鮮明で見やすく、映像コンテンツは有機ELならではの映像美で楽しめる。
業界最多という490車種以上に装着可能な同社独自のフローティング構造により、ディスプレイの上下スライド、前後チルト、奥行調整(取付時のみ)に加え、左右各15度のスイング機能も搭載。車内環境に応じてディスプレイの角度を調整できる。
HDMI入出力端子を備えるほか、FLAC/WAVフォーマットのハイレゾ音源、Blu-rayオーディオの再生にも対応。最大192kHz/24bitのハイレゾ音源を楽しめる。CD音源を高音質化して再生する機能や音のプロのチューニングを楽しめるという「音の匠」機能も搭載した。CN-F1X10BGDとCN-F1X10GDは高音質パーツとしてBBブランド32bit D/Aコンバーター、MUSESのハイエンドオーディオ機器向け高音質オペアンプなども採用している。
アンプ部の最大出力は50W×4、適合スピーカーインピーダンスは4Ω(4~8Ω使用可能)。
また地デジ受信感度と音質を向上させたスタンダードモデル4機種も、12月中旬から順次発売する。いずれも画面サイズは7型で、ラインナップはカー用品店向けでパネルサイズ200mmワイドの「CN-HA02WD」と同180mmの「CN-HA02D」、特典販路向けでパネルサイズ200mmワイドの「CN-HE02WD」と同180mmの「CN-HE02D」。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はCN-HA02D/WDが10.5万円前後、CN-HE02D/WDが9.5万円前後。
近年、車内の電子ノイズは増加傾向にあり車載機器が電波干渉を受けやすくなっているという。新モデルではチューナーの性能向上と妨害電波に対する除去機能を強化し、地デジの安定した受信を実現。デジタルパワーアンプ搭載による音質向上を図り、ニーズの高いエンターテインメント性能を強化したとのこと。