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リコー、ディスプレイ搭載の360度カメラ「THETA X」。7月22日発売

RICOH THETA X

リコーは発売を延期していた360度カメラ「RICOH THETA X」の発売日を7月22日に決定した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は109,800円前後。

THETAシリーズとして初めて本体にタッチパネルモニターを搭載。モニターは2.25型で、撮影前のプレビュー表示や撮影設定、撮影画像の閲覧など、撮影から閲覧までを本体のみで直感的に操作できるようになった。シャッターボタンはタッチパネルに加え、物理ボタンも用意している。

CMOSイメージセンサーやメインプロセッサー、レンズ設計のすべてを一新。約4,800万画素相当の新規センサーを搭載し、出力画素で最大約6,000万画素に相当する高精細な360度静止画撮影ができる。センサーサイズは1/2.0型。

撮影シーンに応じて、明るい室内撮影で高精細な画質を実現する11K/11,008×5,504ドット、気軽に効率よく撮影できる5.5K/5,504×2,752ドットの2種類の画像サイズをシーンに応じて選択できる。

動画撮影では、5.7Kに相当する5,760×2,880ドット/30fpsで360度撮影が可能。撮影時に本体内部で天頂補正、動的つなぎ処理が可能のため、後処理は不要。撮影後、すぐに360度動画データを扱える。

シリーズで初めて、バッテリーとメモリーカード(microSDXC)の交換にも対応。約46GBの内蔵メモリ―も搭載する。交換バッテリーは別売りの「DB-110」を使用する。電池寿命は静止画で約220枚、動画は5.7K/30fpsで約30分、4K/30fpsで約55分。本体側面に用意されたUSB-Cポートから給電も可能で、バッテリーレス操作もできる。

外形寸法は51.7×29×136.2mm(幅×奥行き×高さ)、重さはバッテリー、メモリーカード込みで約170g。

別売のアクセサリー3機種も用意し、同日発売する。価格は各オープンプライス。ラインナップと店頭予想価格は水中ハウジングケース「TW-2」が39,600円前後、USB電源アダプター「K-ACU2」が2,200円前後、レンズキャップ「TL-3」が1,980円前後。

水中ハウジングケースのTW-2は、水深40mの防水性能(IPX8相当)を装備した、RICOH THETA X専用のケース。Oリングやバックルを採用した防水機構や金属製の三脚ネジ穴を備え、水中ダイビングでの撮影を安心して楽しめるとする。

従来よりも硬度の高いアクリル樹脂でレンズ部を成型。レンズ部表面にハードコートを施したり、レンズ全体を包み込むように保護する専用レンズカバーを同梱したりするなど、レンズ部の擦り傷を軽減させる工夫を施している。

USB電源アダプターのK-ACU2は、別売のバッテリー充電器「BJ-11」とUSBケーブルと組み合わせて使用することで、RICOH THETA Xで使用する充電式バッテリー「DB-110」の充電が行なえるようになる。

レンズキャップのTL-3は、内装素材と構造を工夫した設計により、本体のレンズに触れることなく挿抜できる専用キャップ。レンズ側だけでなく、本体の底面側にも装着可能で、底面に装着時は、本体が安定して倒れにくくなるという。