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TVやネット活用でガンダムをより多くの人に「GUNDAM NEXT FUTURE」始動

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
(C)創通・サンライズ・MBS

バンダイナムコエンターテインメントは29日、「ガンダムカンファレンス AUTUMN 2022」を開催。ガンダムシリーズ45周年とガンプラ45周年に向けたプロジェクト「GUNDAM NEXT FUTURE -ROAD TO 2025-」を始動させ、映像展開、ガンダムメタバースプロジェクト、リアルイベントの三本柱で施策を展開していくことを発表した。

映像展開

10月2日17時より放送が始まるガンダムシリーズのTVアニメ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を皮切りに、ガンダムシリーズ45周年とガンプラ45周年に向けた映像展開を強化。

「ファンの皆さまに、より多くのプラットフォームで、より多くのガンダム作品をご覧いただけるように配信環境を整える」として、地上波放送・衛星放送・YouTubeにて戦略的に映像を展開する。

前述の通り、地上波放送は「GUNDAM NEXT FUTURE×日5」としてMBS・TBSの日5枠で放送。2023年1月~3月には、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』で初めてガンダムに触れた人に、ガンダムシリーズの原点となる宇宙世紀を知ってもらうために、地上波初放送となる劇場作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』、 OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト』、劇場作品『機動戦士ガンダムNT』をそれぞれ全4話のTVエディションとして放送する。

そして、様々なガンダムシリーズの作品を楽しんでもらった後、満を持して2023年4月から『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の第2クールをスタートする。

(C)創通・サンライズ

GUNDAM NEXT FUTURE×BS11ガンダムアワー

BS11では、金曜19時00分~20時00分、土曜19時00分~20時00分を「GUNDAM NEXT FUTURE×BS11ガンダムアワー」とする(※12月23日までは金曜19時30分~20時00分・土曜19時00分~20時00分)。

この枠では、ガンダムシリーズの幅広い魅力をアピールすべく、ガンダムシリーズ過去作品を継続して放送。放送を見逃した人に向けた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の再放送も予定している。

また、『劇場版 機動戦士ガンダムSEED(仮称)』をより一層楽しむために、『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の全話放送も予定。

(C)創通・サンライズ

GUNDAM NEXT FUTURE×ガンチャン

ガンダム公式YouTubeチャンネル ガンダムチャンネルでは、通常の配信枠に加え、10月2日から、毎週日5枠直前の16時30分より、ガンダムシリーズの過去作品の特選エピソードをプレミア公開する。

また、登録者125万人を突破したガンダムチャンネルが、より一層拡大することを目指し、従来の映像配信だけでなく、「ガンダムファンの皆さまが制作・公開した動画(ファンメイドコンテンツ)と連携していく仕組みを構築」するという。

具体的には、ガンダムファンが自由に映像を制作・配信できるよう、映像素材を用意。映像素材の使用方法については、ガイドラインを作成し、安心して使用できるような環境を整えるという。

動画を投稿した人に喜んでもらえるような施策も用意。「ガンダムファンの皆さまと一緒にガンダムの世界を盛り上げていく仕組みづくりに取り組んでいく」としている。

また、今後さらに強力なメディアになることを目指し、バンダイナムコグループでは強固なIP戦略を推進するために、Google Play、Google Cloud、Google Maps、Google Ads、YouTubeなどさまざまなGoogleの製品を活用していくとのこと。

「TVならではの展開や、ガンダムチャンネルならでは展開を強化し、その先にあるレジェンダリー・ピクチャーズと制作中のハリウッド版実写ガンダムへとつなげていく」という。

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ガンダムメタバース

既発表の「IPでファンとつながるための新しい仕組み」であるガンダムメタバースプロジェクトの開発進捗も発表。ガンダムメタバースとは、バンダイナムコグループのパーパスのもと、中期ビジョン「Connect with Fans」を掲げ、IP軸戦略を重点戦略の一つとして、IPでファンとつながるための新しい仕組みであるIPごとのメタバースを構築するというもの。

第一弾としてガンダムメタバースの開発に着手し、「世界中のガンダムファンが集い、語り合い、さまざまなカテゴリーのコンテンツに出会い、ふれあう場を創出する」という。

今後の展望としては、「すぐにメタバース空間の完成形を目指すのではなく、段階を踏んで基盤を構築。まずは、カテゴリーごとにヴァーチャルコミュニティーを創出し、それらをバンダイナムコIDにより連結」するという。

さらに「ガンダムメタバースのメインストリート」として、ガンダムメタバースのビジョンである世界中のガンダムファンが集い、語り合い、さまざまなカテゴリーのコンテンツに出会うふれあいの場を創出。多くのファンがアクセスし、ガンダムならではのコンテンツを楽しみ、コミュニケーションを取り合ってもらう事を目指す。

ガンダムメタバース メインストリート
(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS

ガンプラコロニーにつきましては、2022年度内のクローズドテストに向けて開発中。

現在実施している「THE GUNDAM BASE VIRTUAL WORLD」ではガンプラの画像を投稿する形式だが、将来的には「ガンプラスキャン」を活用し、デジタルデータ化したガンプラの展示が行なえることを目指す。自分が組みたてたガンプラをメタバース空間に展示することで、ファン同士の交流の機会になるとのこと。

THE GUNDAM BASE VIRTUAL WORLD
(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ

ガンプラコロニーに続き、「esportsコロニー」についても計画中。esportsコロニーの皮切りとなるタイトルとして、『GUNDAM EVOLUTION』のPC版を9月22日にリリースしている。家庭用ゲーム機版のリリースは12月1日を予定。

(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ

ファン同士のコミュニケーションを活性化させるため、さまざまな言語を自動翻訳できる技術を活用したシステムの開発を進めており、独自のソリューションとして、AIキャラクター「メロウ」の研究開発を開始。

将来のガンダムメタバースにおけるAIキャラクターのルーツとなる「試作1号AI」として、動画ライブ配信でガンダムファンと「対話」することに特化したAIキャラクター「メロウ」を開発中です。「近い将来、AIキャラクターはいつでもファンの皆さまをメタバース空間でお出迎えし、話し相手になったり、見ず知らずのファン同士が一緒に盛り上がれる話題を提供したりなど、まるで遊園地のキャストのような役割を担う」という。今後、AIキャラクターによる動画ライブ配信を実施予定。

動画ライブ配信でガンダムファンと「対話」することに特化したAIキャラクター「メロウ」を開発中
(C)創通・サンライズ