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ビクター8K/4Kプロジェクタに「FILMMAKER MODE」。HDR向け新モードも

8K対応プロジェクタ「DLA-V80R」

JVCケンウッドは、Victor(ビクター)ブランドから発売中のプロジェクタを対象に、「FILMMAKER MODE」などの新機能を追加する無償ファームウェアアップデートを11月中旬より実施する。

対象機種は、2021年11月発売の8K対応「DLA-V90R」(288.2万円)、「DLA-V80R」(170.5万円)、「DLA-V70R」(130.5万円)、2022年3月発売の4K対応「DLA-V50」(80万円)の計4機種。いずれも0.69型のネイティブ4K D-ILAデバイスを搭載し、高精細かつ高輝度な映像表示と優れたHDRトーンマッピングを実現。高品位なホームシアターを求めるユーザーから支持を集めている。

無償ファームウェアアップデートでは、映画製作者の意図を忠実に再現する「FILMMAKER MODE」を新たに搭載。さらに、独自のHDR10用画質モード「Frame Adapt HDR」を2モード追加し、合計3モードとした。またレーザー光源モデル(V90R/V80R/V70R)には、レーザーダイナミック制御の新モードを用意する。

追加内容は以下の通り。

  • 「FILMMAKER MODE」を追加
    映像制作者が作品に込めた意図を家庭で忠実に再現することを目指し、ハリウッドの映画スタジオ、テレビスタジオ、コンテンツ配信会社ほか、家電メーカーやデバイス開発メーカーなどが加盟する団体「UHD Alliance」が開発した画質モード「FILMMAKER MODE」を追加。
    「FILMMAKER MODE」使用時は、フレーム補完やノイズリダクションなどの画質調整機能をオフにし、色温度をD65(6500K)に設定することにより、映画やドキュメンタリー作品などをマスターに忠実な画質で楽しめる。
  • よりきらびやかな映像美を実現するモードを追加(V90R、V80R、V70Rのみ)
    シーンの明るさに応じて光源をコントロールする機能として、新たなアルゴリズムを採用した新モードを追加。
    従来モードでは、画面全体の平均輝度を基にコントロールしていたが、新モードではピーク輝度を基準に調整することで、よりきらびやかな映像美を実現。漆黒の闇にきらめく星や夜景などをダイナミック感あふれる映像で再現できるようになる。またピーク輝度が低い映像においては、よりコントラスト感のある映像を楽しめる。
  • 画質モード「Frame Adapt HDR」を追加
    HDR10用画質モード「Frame Adapt HDR」を2モード追加し、計3モードに変更。作品やジャンルに応じた調整値をメモリーできるため、画質モードを切り替えるだけで好みの設定で楽しめる。
  • 「Frame Adapt HDR」のHDRレベルに、より明るさを重視した新モードを追加
    HDRレベル設定として、従来の「Auto」モードに加え、より明るさを重視した「Auto(Wide)」モードを追加。よりダイナミックなHDR映像が楽しめる。
  • スクリーン補正モードの追加
    国内、海外の有名メーカーを中心に最新のスクリーンを追加。従来と合わせて合計199種類のスクリーンに対応した。