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アップル、ホームボタンをなくした第10世代iPad

第10世代iPad

アップルは、デザインを一新してホームボタンをなくした第10世代iPadを発表した。画面サイズが従来の10.2インチから10.9インチに大型化されている。価格はWi-Fiモデルが68,800円から、Wi-Fi+Cellularモデルが92,800円から。10月26日発売で、予約受付を開始している。

カラーはブルー、ピンク、シルバー、イエローの4色で、ストレージ容量は64GBと256GBから選択できる。詳しい価格はWi-Fiモデルの64GBが68,800円、256GBが92,800円。Wi-Fi+Cellularモデルの64GBが92,800円、256GBが116,800円。

ホームボタンを備えた10.2インチのiPad(第9世代)は販売を継続する。価格はWi-Fiモデルの64GBが49,800円、246GBが71,800円。Wi-Fi+Cellularモデルの64GBが69,800円、256GBが91,800円。カラーはスペースグレイとシルバー。

オールスクリーンデザインに刷新された

デザインが刷新され、iPad ProやiPad Airのようなオールスクリーンデザインに進化。筐体サイズはほとんど変わらず、Liquid Retinaディスプレイは10.9インチまで大型化された。画面解像度は2,360×1,640ドット(264ppi)、輝度は500nit、True Toneに対応する。

指紋認証のTouch IDはiPadのトップボタンに移動しており、シームレスにiPadのロックを解除したり、Apple Payを使うことができる。

チップはA14 Bionicを搭載。前世代からCPU性能が20%、グラフィックス性能が10%、Neural Engineによる機械学習能力は最大80%向上しており、「最も売れているAndroidのタブレットよりも最大5倍高速になり、iPad(第7世代)などのデバイスからのアップグレードを検討しているユーザーにとっては、新しいiPadでは全体的なパフォーマンスが最大3倍向上する」という。

ブルー
ピンク

フロントカメラはiPad史上初めて横の縁に配置された。これによりユーザーはFaceTimeなどのビデオ通話、SNS用のビデオ撮影時も、つねに正面からカメラを見ることになるという。1,200万画素で超広角、ユーザーの動きに合わせて自動的に向きを変えたりズームして、姿を捉え続ける「センターフレーム」に対応している。バックカメラも1,200万画素。広角で240fpsのスローモーション撮影に対応し、最大4K/60fpsの動画撮影ができる。

カメラと同調して機能するように設計されたデュアルマイクにより、使われているカメラから音を拾って、気が散る周囲の雑音を最小限に抑える。新しい横向きのステレオスピーカーも搭載した。

Bluetooth 5.2に対応するほか、Wi-Fi 6にも対応。Wi-Fi+Cellularモデルでは5Gを利用できる。充電ポートはUSB-C。スタイラス「Apple Pencil(第1世代)」にも対応するが、ペアリングと充電にはUSB-C Apple Pencilアダプタが必須。アダプタはApple Pencil(第1世代)新バージョンに同梱され、価格は14,880円。1,380円で単体販売もされる。

オプションの「Magic Keyboard Folio」

オプションとして、フルサイズのキーを備えた「Magic Keyboard Folio」も38,800円で用意。iPadで初めて大きなトラックパッドを備えており、スクロールやスワイプ、ピンチ、カーソル移動がよりシームレスになるという。

このMagic Keyboard Folioは構成の自由度が高く、取り外せるキーボードと、マグネットで取りつけてiPadを守るバックパネルの2つのパーツに分かれる設計。キーボードはiPadの端にある、電源とデータを供給するSmart Connectorにマグネットで取りつける。パックパネルには調節可能なスタンドも備えた。仕上げはホワイトのみ。

そのほか、ホワイト、スカイ、ウォーターメロン、レモネードの仕上げを選べるSmart Folioは12,800円で用意する。

外形寸法は248.6×179.5×7mm(縦×横×厚み)、重さはWi-Fiモデルが477g、Wi-Fi+Cellularモデルが481g。

シルバー
イエロー
まったく新しいiPadとiPad Pro、登場 | Apple