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Astell&KernオリジナルIEM第2弾「AK ZERO2」4種ドライバの“Quad-brid”

AK ZERO2

アユートは、Astell&KernブランドのオリジナルIEM第2弾モデル「AK ZERO2」を5月に発売すると予告した。4種の異なるドライバーを搭載したQuad-brid設計と超精密クロスオーバーネットワークを採用したのが特徴。直販価格は179,980円前後の予想だが、為替などの状況によって変動する場合がある。

初代AK ZERO1の開発で得た知見を元に、「先進の技術を用いてAstell&Kernの原音追求の哲学を詰め込んだ」という第2弾モデル。

4種の異なるドライバーで構成した「Quad-brid」設計と超精密クロスオーバーネットワークが特徴で、ユニットは、中低域にデュアルカスタムBA、中域にデュアルカスタムBA、高域には高音域再生に特化して開発されたマイクロ・レクタンギュラー・プラナードライバー(PD:平面駆動ドライバー)を搭載。

そして、低域と超高域用にピエゾトランスデューサー(圧電振動子)を組み合わせた10mm径ダイナミックドライバーを搭載。「大口径ダイナミックドライバーによる豊かに深く沈み込む低音域と共に、ピエゾトランスデューサーがダイナミックドライバーに連動し、超高域を表現するスーパーツイーターとして機能する」という。

初代機とAK ZERO2。ユニット構成の比較

これらの異なるドライバーをクロスオーバーネットワークで調和させ、3Dプリントによるアコースティックチャンバーで最適に配置。CNCアルミハウジングで共振を抑制することで「極めて優れた音域バランスと超低歪を実現した」という。

ケーブルは着脱可能で、MMCXを採用。付属ケーブルはHi-Fiグレードの4芯純銀メッキOFCケーブルで、3.5mmアンバランスプラグと4.4mmバランスプラグの2種類。5サイズのシリコンイヤーピースと1サイズのフォームイヤーピース、キャリングケースも付属する。

日本製造で、日本の経験豊富な技術者によるハンドメイドと最新の設備を用い、「厳しい工程を経て最高レベルの品質を実現した」という。