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ビクター、推し声優の“声”を堪能できる“推し声オーディオ”第1弾

「EX-DUB1」

JVCケンウッドは、ビクターブランドより、推し声優の“声”をシーンに合わせて最適なサウンドで楽しめるという“推し声オーディオ”のミニコンポ「EX-DUB1」を、11月下旬に公式オンラインストアとアニメイトで発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は87,000円前後。発売に先駆け、8月29日から予約受付を開始している。

同社と二次元・声優・エンタメ領域で新規事業企画を手掛けるHamaru Strategyが中心となって進めている、声優と声優ファンを応援する「推し声オーディオプロジェクト」の第1弾製品で、「声優の”声“を最適に聴けるオーディオ」をコンセプトに企画・開発された。

振動板に木を採用した同社独自の“ウッドコーンスピーカー”を搭載した一体型モデル「EX-D6」をベースに、新たに“声”に特化したサウンドモードを搭載した。商品企画時に行なったアンケートで高い支持を得たという、音響監督の三間雅文氏が監修を務め、映画の録音やアニメアフレコを手掛ける「アオイスタジオ」がチューニングした声優の声を最適な音質で再生できるサウンドモードを備えている。

サウンドモードは、声優の幅広い活躍シーンにあわせ「MUSIC」「ANIME」「LIVE」「TALK」の4ジャンル、計10種類を用意。各モードには大きな音を出せない環境でも、小音量で声がより良く聴こえる「Hi」モードも搭載している。

サウンドモード詳細

  • MUSICモード
    ROCK
    BALLADE
  • ANIMEモード
    DYNAMIC
    SENSITVE
  • LIVEモード
    ARENA
    LIVE HOUSE
    STREAMING
  • TALKモード
    READING
    RADIO TALK
    TALK SHOW

これらサウンドモードのジャンルがひと目で選びやすいアイコン付きボタンを採用したリモコンも付属。リモコンには今後発売予定の追加オプションで対応予定の「推」ボタンも備える。

CDやラジオ、USBメモリ、Bluetoothのほか、テレビやレコーダー、PCからのAUX入力/光デジタル入力などを備え、幅広い音源に対応。USB端子はMP3/WMAに加え、FLAC/WAVファイル(最大192kHz/24bit)などのハイレゾ音源再生や、音楽CD、ラジオ放送、外部入力のMP3録音にも対応する。ワイドFMも楽しめる。

Bluetooth 5.0準拠で、コーデックはSBCとAAC、aptXに加え、より高音質な伝送が可能なaptX HDにも対応。「声優の“声”を楽しむ、さまざまなコンテンツにおいて、ウッドコーンによる美しい“声”の響きを高音質で聴くことができる」とのこと。

筐体は、ウッドコーンオーディオならではの木目調は残しつつ、ナチュラルウッドをベースにオフホワイトをアクセントとしたカラーリングによる、シンプルなデザインを採用。インテリアアイテムとしても、さまざまな部屋に馴染みやすいよう配慮されている。

ドライバーや音響設計などはベースモデルの「EX-D6」を継承した。8.5cm径のフルレンジウッドコーンスピーカーを2基搭載し、艶のある中高域と豊かな低域再生を実現するという。

ウッドコーンの高音質を支える音響設計として、躍動感ある低域再生を実現するウッドブロックの採用や、スピーカーキャビネット内に反射板を採用するなど、独自の高音質化技術による広い音場空間の実現、徹底した耐震対策なども施されている。

そのほか、Bluetooth接続にあわせて電源がオンになるBluetoothスタンバイ機能や、リピート/プログラム/ランダム再生、Once(1回)/Daily(曜日)が指定できるタイマー再生とタイマー録音、指定時間で自動的に電源が切れるスリープタイマーなども搭載する。

アンプ出力は20W+20W、3.5mmステレオミニのヘッドフォン出力も備える。消費電力は24W、外形寸法は450×290×136mm(幅×奥行き×高さ)、重さは7kg。リモコンのほか、FM簡易型室内アンテナ、AMループアンテナなどが付属する。