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ビクター、ウッドコーン初の一体型ミニコンポ。約6万円

EX-D6

JVCケンウッドは、ビクターブランドより、振動板に“木”を採用した独自のウッドコーンスピーカーを搭載した一体型ミニコンポ「EX-D6」を、12月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後。

JVCケンウッドのウッドコーンオーディオとして初めて一体型スタイルを採用。手軽に楽しめる一体型でありながら、独自の音響技術・音響設計を惜しみなく投入し、“木”が奏でる自然で美しい響きと豊かな音楽空間を実現。定位感の良さとキレのある表現を可能にする8.5cmフルレンジユニットを採用し、艶のある美しい中高域と豊かな低域を再生するという。出力は20W+20W。

ユニット磁気回路の後部にウッドブロックを装着し、装着位置の最適化によりダクトから生じる不要な高域成分を制御し、重心の低い低域再生を実現したとする。磁気回路にはポールピース上部に銅キャップを採用し高域特性を向上。ひずみを抑制しクリアなサウンドを豊かに再生するほか、ボイスコイルはエネルギー効率を高める4N-平角4層線を採用、素直な中音域再生と明瞭感を向上させたとしている。

エンクロージャー内部には、新開発の反射板と補強桟を配置。剛性を高めると同時に、スピーカーユニット後方から排出される音を、反射板により斜め前方&上方に拡散することで、音場が狭まりがちな一体型システムでも広い音場空間を表現。

筐体にはMDF材を使用した四方留め構造を採用し、キャビネットの剛性を高めるとともに、内部配線に18番線OFCワイヤを使用するなど、こだわりの高音質設計で濁りのない伸びやかな音を実現したという。

デザイン面では、シックな木目調のフラット&ローデザインに、天板にはビクターブランドを象徴する「犬のマーク」を配置し、リビングやダイニングなどでインテリアの一部としても楽しめるようこだわったとする。

CD、ラジオのほか、USBメモリーからのFLAC/WAVファイル(最大192kHz/24bit)などのハイレゾ音源や、MP3/WMAなどの収録音源が再生可能。また、Bluetooth 5.0準拠で、対応の端末から受信して再生できる。プロファイルはA2DP、AVRCPをサポート。コーデックはSBC、AACのほか、aptX、aptX HD、aptX LLに対応する。

USBスロットは前面に備える

送信機能も搭載し、ワイヤレスヘッドフォン/イヤフォンと接続して楽しむこともできる。送信側のバージョンはBluetooth 5.1で、プロファイルはA2DPをサポート。コーデックはSBCのみ。Bluetooth接続に合わせて電源オン、音楽再生できるBluetoothスタンバイ機能も備える。

カタカナ表示できるFLディスプレイを装備。1曲/全曲/フォルダ内全曲が選べるリピート再生、プログラム再生、ランダム再生が可能。Once(1回)/Daily(曜日)が指定できるタイマー再生やタイマー録音機能、スリープタイマーも備えている。

入力端子はRCA×1、光デジタル×1。出力端子は3.5mmステレオミニを装備。ラジオの受信周波数はFMが76.0MHz~95.0MHzでワイドFM対応、AMが531KHz~1,602KHz。

端子部

消費電力は定格24W、Bluetoothスタンバイ時5W以下、ノーマルスタンバイ時0.5W以下。外形寸法は450×290×136mm(幅×奥行き×高さ)。重量は7.05kg。リモコン、FM簡易型室内アンテナ、AMループアンテナなどが付属する。