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ASUS、仮想PCディスプレイにもなるウェアラブルデバイス「AirVision M1」

ASUS AirVision M1

ASUSはCES 2024において、スタイリッシュなメガネデザインのウェアラブル ディスプレイ「ASUS AirVision M1」を発表した。マイクロOLEDディスプレイを採用し、フルHD解像度で1,100nitのピーク輝度を実現。「自然光が豊富な環境でも画像が鮮明で読みやすく、応答時間が短いため、ゲームやソーシャルメディアフィードスクロールなどのぼやけを最小限に抑えられる」という。

ASUS AirVision M1

DCI-P3色域を95%カバー。ディスプレイを鑑賞している時も、周囲の世界は見えている。通常、人間の垂直視角は約55度とされているが、競合するARグラスの中には約40度に制限されているものもあり、「多くのユーザーが制限を感じる」という。AirVision M1では垂直視野57度を実現。「明るく広々としたデジタル画像を楽しみながら、レンズを通して現実世界をより多く見ることができる」という。

また、表示しているコンテンツを、近くにいる他の人が見えないような工夫もされており、プライバシーにも配慮している。

ちらつきを最小限に抑え、ブルーライトも軽減するASUS Eye Careテクノロジーも搭載。アプリから、4つのプリセットを使ってブルーライトフィルターの強度調整も可能。長時間快適に使えるという。

目の前に映像などを表示するだけでなく、表示を特定の位置に固定し、他の場所を見回している時は時は映像が見えないようにすることも可能。「AirVision M1を取り外すことなく、ノートPCや机上の手書きのメモ、質問に対する迅速な回答が必要な同僚と簡単にやり取りができる」とのこと。

Windowsアプリを使うと、机の上に複数の物理ディスプレイを置くかのように、複数の仮想画面を配置し、その上にコンテンツを表示できる。

仮想ディスプレイ設定には様々なオプションを用意し、風景モードとポートレートモードを選択可能。アスペクト比は16:9、4:3、21:9、32:9から選択できる。

自然に頭を動かすだけで、ある仮想ディスプレイから別の仮想ディスプレイに焦点を切り替えられるといい、Motion Sync機能により、仮想ワークスペース全体を視線が移動する際のスムーズな移行と低遅延が実現したという。

フレームの左側に多機能タッチパッドを搭載。ビデオを視聴している際は、タッチパッドを使用してコンテンツを開始や一時停止が可能。複数の仮想画面を使用している場合は、タッチパッドを使い、どの画面を前面と中央に配置するかを選択できる。

3Dモードへの切り替え、明るさ調整なども可能。ノイズキャンセリングマイクとスピーカーを装備し、オンライン会議などでも使用可能。

デバイスとの接続にはUSB Type-Cケーブルを使用するため、USB Type-Cポートを備えたノートPCやスマートフォン、ゲーム機などと接続できる。なお、仮想ディスプレイ設定を使うには、WindowsとASUS製アプリが必要とのこと。

さまざまな鼻の形状に対応できるように2つの異なるノーズパッドが付属するほか、磁石で所定の位置に簡単に固定できるライトシールドも同梱。度付きレンズも活用できる。