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FiR Audio、シングルフルレンジIEM「Electron e12」。アルミ筐体で低音強化

「Electron e12」

アユートは、米FiR Audioより、12mm径のエレクトロダイナミックドライバーを搭載したユニバーサルIEM(インイヤーモニター)「Electron e12」を、6月15日に発売する。価格は330,000円。

シングルフルレンジドライバーを搭載するElectronシリーズの第1弾IEM。独自のエレクトロダイナミックドライバーを、先述のとおりシングルフルレンジで搭載。低域から高域まで滑らかで力強いサウンドを実現したという。

また、アルミニウムのシェル全体を利用して低音を反響させることで、低音の質感と存在感を生み出す独自の「Tactile Bassテクノロジー」も採用している。これにより、深く豊かな低音再生を実現し、「音楽だけではなく映画やゲームなどの体験がよりダイナミックで没入感のあるものになる」という。

高品質なアルミ削り出しのソリッドシェルは、精密な仕上げにより洗練された外観と耐久性を兼ね備えた。

インイヤーモニターの快適性と音質を向上させるという独自技術「ATOM ベンティングシステム」も搭載。ハウジング内部の圧力を効果的に解放することで、サウンドステージを広げ、シングルフルレンジならではの自然でバランスの取れたサウンドを実現すると同時に、鼓膜への圧迫感を低減し、長時間の使用でも快適さを保つ。

再生周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは16Ω。イヤフォンのフェイスプレートは、独自のSwapXテクノロジーによるマグネット着脱式。デザインは特性上、模様の向きや色合いが製品ごとに異なる。

付属ケーブルはクリアカラーシースと銅シールドを施した純銀メッキOFC 8芯の4.4mmバランスケーブル。イヤフォン側コネクターにはカスタムIEM 2pinと完全互換となる高耐久SwapX 2pin(0.78mm)を採用。緩むリスクを最大限に排除した4分割ソケット設計を採用することで、堅牢性を大幅に向上させている。ケーブル長は約120cm。