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富士フイルム、4K投写できる屈曲型二軸回転機構レンズ搭載プロジェクター
2025年2月4日 11:34
富士フイルムは、業界唯一の屈曲型二軸回転機構レンズを搭載し、4K投写に対応した超短焦点プロジェクター「FUJIFILM PROJECTOR ZUH6000」を発表した。超短焦点プロジェクター「Zシリーズ」の新ラインナップとして、2025年夏に発売を予定している。カラーはブラックとホワイト。
Zシリーズで初めて4K(スクリーン解像度3,840×2,160ドット)の映像投写に対応し、優れた色再現となめらかな階調表現でイマーシブ空間を効果的に演出するというモデル。
画像処理ユニットに最新のDLPチップを搭載。独自の光学エンジンを進化させ、「現行機種と比べて約1.5倍優れた色再現性が可能で、なかでも赤の色再現性は現行機種比2倍と向上している」という。
レンズをマウント軸周りに90度、レンズ軸周りで360度回転できる「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載し、本体を動かさずにさまざまな方向に映像を投写でき、壁やスクリーンだけでなく、天井や床などにも簡単に映像を映し出せる。
全方位360度の設置にも対応しているため、使用環境に応じた設置が可能。これまでデッドスペースだった場所を有効活用した空間演出ができるという。またプロジェクター本体を隠してレンズ部のみを露出した設置も可能で、より没入感ある空間を作り出せるという。
最新のレーザー光源も採用し、6,000mlの明るい映像を投写可能。大型径非球面レンズを採用し、クラス最高という上下82%・左右35%の広いレンズシフト機能を搭載する。プロジェクター本体の位置やレンズの向きを変えることなく、投写映像の位置を広範囲に移動できる。1.1倍光学ズームも利用できる。
外形寸法486×496×175mm(幅×奥行き×高さ)のコンパクト設計で、重さも約175kgと軽量なため、設置や運搬時の負担軽減に寄与するという。
同モデルは、2月4日~7日にスペイン・バルセロナで開催されるメディア総合イベント「Integrated Systems Europe 2025」で参考展示される。