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64 Audio、音質特性そのままに付属品充実、デザイン変更した有線イヤフォン

「U18t」

ミックスウェーブは、64 AudioのユニバーサルIEM(インイヤーモニター)で、音質特性は維持しつつ、デザインを刷新し、付属品を充実させた「U18t」と「U12t」の2モデルを、4月18日に発売する。どちらも価格はオープンで、市場想定価格はU18tは544,220円前後、U12tは397,780円前後。

「レファレンスサウンドを追求するサウンドエンジニアからイヤフォン愛好家が求める高い音質水準を提供」するという2モデル。どちらも現在の64 Audioのデザインランゲージは更新しつつ、好評の音質特性は維持。ケーブルなど付属品を充実させた。

「U18t」付属品

2モデルとも、ケーブルは4.4mmバランス端子、3.5mmアンバランス端子のものを同梱。U18tは「Solo」で採用された8芯SPCケーブル、U12tは筐体によりマッチするPearl Premium Cableが付属している。

「U12t」

また耳内の空気圧を逃がして、長時間使用による耳への負荷を軽減する独自技術「Apex Module」も同梱。全4種類(m20、m15、m12、 mX)がすべて同梱されており、それぞれ異なる低域の調整と遮音性を提供する。U18t同梱のm20 Apex Moduleは筐体同様の鏡面仕上げ。

両モデルともドライバーには、tia(Tubeless In-ear Audio)テクノロジーを採用したバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーを採用。BAドライバーに音導管を使わず、代わりに独自のチューブレス設計を採用することで、「ドライバーから発信される本来の音を直接耳まで届けられる」という。

音導管を使わないことで、音導管内部で起こる音の共鳴問題やフィルター(ダンパー)を使用することによる音の減衰問題など、音質を劣化させる要因を排除した。音の出口となる音導孔を、ひとつの大口径音導孔にするシングルボアデザインも採用。

U18t

合計18基のBAドライバーを搭載。構成はLow×8、Mid×8、Mid/High×1、tia High×1の4ウェイクロスオーバー。再生周波数帯域は10Hz~20kHz、インピーダンスは9Ω、入力感度は111dB。イヤフォン側端子はカスタム2Pin。

筐体はT6061アルミニウムシェルで、 PVD鉄鏡面仕上げの面取りフェイスプレートが使われている。

U12t

合計12基のBAドライバーを搭載。構成はLow×4、Mid×6、Mid/High×1、tia High×1の4ウェイクロスオーバー。再生周波数帯域は10Hz~20kHz、インピーダンスは12.6Ω、入力感度は108dB。イヤフォン側端子はカスタム2Pin。

筐体はT6061アルミニウムシェルで、同素材のフェイスプレートが使われている。

またU12tのみ「LID(リニアインピーダンス設計)」を採用。ハイレゾ対応のデジタルオーディオプレーヤーやスマートフォン、ポータブルアンプなど、出力インピーダンスの異なる、さまざまな機器と接続した場合でも、イヤフォン側のサウンドバランスが影響を受けないように考案された設計となっている。