サイバーリンク、Android向け「PowerDVD Mobile」

-PC用PowerDVD 11と動画共有。11ユーザーは無料


PowerDVD Mobile

 サイバーリンクは1日、Android向けのメディアプレーヤーソフト「PowerDVD Mobile」を発売した。動画や音楽ファイルの再生に加え、PC用「PowerDVD 11 Ultra」と連携して再生・共有する機能も備える。Android OS 3.0以上に対応。価格は1,699円。

 また、PC向け「PowerDVD 11」も大型アップデートを1日に実施。 PowerDVD Mobileや、リモコンアプリ「PowerDVD Remote」との連携などが可能になる。

 なお、「PowerDVD 11 Ultra」のユーザー向けに、「PowerDVD Mobile」の無料提供版も用意する。アプリ名は「PowerDVD Mobile for Ultra」で、Android Marketから無料でダウンロード可能。PCソフト「PowerDVD 11 Ultra」の「デバイス」タブから、同アプリのライセンスキーを取得でき、アプリに入力する事で、使用できるようになる。




■PowerDVD Mobile

 動画と音楽、静止画ファイルの再生に対応したメディアプレーヤーソフト。動画・音楽再生ではプレイリスト作成機能を備え、音楽ではアルバム、アーティスト、曲名での並び替えも可能。静止画はスライドショー再生に対応する。再生可能なファイル形式は「使用する端末の仕様に依存する」という。端末の対応解像度は1,280×800ドット、1,280×768ドット、1,024×600ドット。

 最大の特徴は、PCにインストールしたPowerDVD 11 Ultraや、PowerDVD Mobileがインストールされた他のAndroid 3.0タブレットから、コンテンツをストリーミング再生できる事。DLNAのプレーヤー機能も備え、PowerDVD 11 UltraはDLNAサーバー機能を持っているため、PowerDVD 11 Ultraで共有しているコンテンツを、PowerDVD Mobileからストリーミング再生できる。

動画再生時の画面イメージテレビなどにコンテンツを再生させることができる

 さらに、MP4(MPEG-4 AVC/H.264、AAC音声)の動画、音楽、静止画ファイルの場合、PCのPowerDVDからタブレットへ、ファイルを転送し、保存する事も可能。DLNAのデジタルメディアコントローラー(DMC)機能も備え、サーバーからコンテンツを選択し、レンダラー機器を選択・再生させる事もできる。

 PowerDVD Mobileをインストールしたタブレット間でのコンテンツ共有では、MP4形式の動画の場合、ストリーミング配信が可能。SNSとの連携機能も備え、Facebook、YouTubeにコンテンツを投稿する事も可能。



■PowerDVD 11をアップデート

 PowerDVD 11 Ultraでは、1日に提供されたアップデータを適用する事で、前述のPowerDVD Mobileとのコンテンツ共有に対応。DLNAのメディアサーバーとして動作する機能も追加される。

 さらに、新しい3Dファイルフォーマットもサポート。MVC 1080i 3D、MVC Transport Stream 3Dに対応する。

 IntelのWiDi 2.1もサポート。無線LANを経由して、PCの画面をテレビなどにワイヤレス送信する機能だが、Blu-rayやHDコンテンツの送信に対応するという。

 なお、「PowerDVD 11 Deluxe」では、PowerDVD Mobileとのコンテンツ共有はサポートされない。また、「PowerDVD 11 Standard」では3Dファイルもサポートされない。


(2011年 9月 2日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]