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パナソニック、耳かけできるウェアラブルカメラ「HX-A100」

2体型で防水/Ust、1080/60p対応。実売3万円

HX-A100

 パナソニックは、ハンズフリーでフルHD撮影可能なウェアラブルカメラ「HX-A100」を5月1日より発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格は3万円前後。カラーはブラック(-K)とオレンジ(-D)の2色。GoProなどにより拡大を続けるアクションカメラ市場に対するパナソニックからの新製品となる。

 カメラ部と本体部が別になった「スタイリッシュ二体型デザイン」を採用したウェアラブルカメラ。カメラ部は30gの軽量設計で、同梱のイヤーフックにより手でカメラを持つこと無く、撮影者目線で映像撮影が可能な点が特徴。別売のマルチマウント「VW-MKA100」(3,150円)を使って、ヘルメットやゴーグル、バックパックなどに装着できるなど、さまざまなシーンで活用できる。また、ローアングル撮影や狭い場所での撮影にも対応する。

HX-A100利用イメージ
HX-A100-K
HX-A100-D
マルチマウント「VW-MKA100」

 IP58の防水仕様で水深1.5m/30分まで対応するほか、JIS保護等級IP5X相当の防塵性能も有しており、水しぶきが気になる水辺やプールサイド、スノーボードや自転車などのアウトドアスポーツで利用できる。

 撮像素子は、1/4.1型の裏面照射型MOSで、総素数332万/有効画素数280万(16:9ワイドモード時)。レンズは単焦点でF2.5と明るく、傾き補正やブレ補正機能も搭載。画角は約160度(ワイド)/約117度(スタンダード・ブレ補正オフ)/約104度(スタンダード・ブレ補正オン)が選択できる。最短撮像距離は約30cm。記録メディアはmicroSD/SDHCで32GBまでのメディアに対応する。

 記録形式はMPEG-4 AVC/H.264のMP4で、最大1,920×1,080/60pに対応。720pや848×480/30pモードなども用意する。また、スローモーション撮影にも対応しており、720/120fpsや848×480/240fpsでも撮影できる。静止画撮影にも対応する。

【通常撮影モード】
解像度/
フレームレート
ビットレート
1,920×1080/60p最大28Mbps(VBR)
1,920×1,080/30p平均15Mbps(VBR)
1,280×720/60p平均15Mbps(VBR)
1,280×720/30p平均9Mbps(VBR)
848×480/30p平均4.5Mbps(VBR)
【スローモーションモード】
解像度/
フレームレート
ビットレート
1,920×1,080 60fps/30p平均15Mbps(VBR)
1,280×720 120fps/30p平均9Mbps(VBR)
848×480 240fps/30p平均4.5Mbps(VBR)

 IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯)の無線LANに対応し、アプリ経由でスマートフォンからの操作に対応。アプリ「Panasonic Image App」を使って、リモート操作が行なえる。HX-A100本体には液晶モニターを備えていないため、プレビュー用モニターとしてスマートフォンを活用する。

 Panasonic Image Appでは、Ustreamを使ったライブ配信や、SNSへのアップロードなどにも対応。Ustream中継中にmicroSDに配信中映像を録画することも可能となっている。同アプリの対応OSはAndroid 2.2~4.2とiOS 4.3~6.1。

 内蔵マイクの風雑音を抑える「風音低減モード」(ローカット)にも対応。バッテリを内蔵し、撮影可能時間は約140分。充電はmicroUSB経由で行なう。外形寸法/重量はカメラ部が26×66×26.5mm(幅×奥行き×高さ)/約30g、本体部が59.5×25×94mm(同)/約117g。使用時重量は167g。アームバンドケースやイヤーフック、アジャスターなどが付属する。

 なお、同社の会員サイト「Club Panasonic」において、お試しキャンペーン(貸し出し)を実施。応募期間は3月13日から6月3日まで。また、ショッピングサイト「PanaSense」において、HX-A100-K/-Dと本体部オリジナル迷彩色のモニター販売を3月13日17時から4月2日13時まで行なう。

(臼田勤哉)