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Google、Android 4.4搭載の5型フルHDスマホ「Nexus 5」
ジャケットなどの全画面表示や、マルチタスク性向上も
(2013/11/1 13:09)
Googleは1日、新OSの「Android 4.4」と、これを搭載したスマートフォン「Nexus 5」を発表した。日本からもGoogle Playで購入でき、価格は32GBメモリ内蔵モデルが44,800円、16GBモデルが39,800円。カラーはブラックとホワイトを用意する。端末はLG製。11月中旬以降に、イー・アクセスからも発売される予定。
Nexus 5
“KitKat”というコードネームで開発されたAndroid 4.4を搭載する初のスマートフォン。ディスプレイは5型/1,920×1,080ドットのIPS液晶で、表面はコーニングの「Gorilla Glass 3」を使用している。
カメラは背面が800万画素/光学手ブレ補正付きで、前面は130万画素。夜でも鮮明に撮影できるという「HDR+」や、360度撮影の「Photo Sphere」などが利用できるほか、写真/動画の自動バックアップも可能。CPUはクアルコムのSnapdragon 800(2.3GHz)で、メモリは2GB RAM。GPUはAdreno 330(450MHz)。無線LANは5GHz/2.4GHzのデュアルバンド対応で、IEEE 802.11a/b/g/n/ncをサポート。NFCのAndroidビームや、Bluetooth 4.0にも対応する。2G/3G/4G LTE通信にも対応。
GPS/ジャイロセンサー/加速度センサー/電子コンパス/近接センサー/調光センサー/気圧計/磁気センサーを搭載。マイクロUSBやステレオミニのヘッドフォン出力を備える。セラミック製の電源ボタンと音量ボタンを装備。バッテリ容量は2,300mAh。ワイヤレス充電にも対応する。外形寸法は137.84×69.17×8.59mm(縦×横×厚さ)、重量は130g。
Android 4.4“KitKat”
新機能として、音楽再生中や、スティック端末のChromecastを使ってテレビなどで映画を観ている時に、スマートフォン画面にフルスクリーンでアルバムアートや映画のジャケットを表示可能。スマホがロック状態でも、この画面から一時停止や曲送り/戻しなどを操作できる。
電子書籍やゲーム、動画などで利用できる新しい「immersive mode」は、コンテンツ以外の不要な表示を隠すもの。同モード中は、画面の端をスワイプするだけで、ステータスバーやナビゲーションを呼び出すこともできる。
画面に触れずに「Ok Google」と話すことで音声検索を起動可能。音楽再生などの操作に利用できる。また、メモリの最適化やタッチディスプレイの改善などを行ない、操作のレスポンスも向上。音楽を聴きながらのWebブラウズなどのマルチタスク動作もより快適に行なえるという。そのほか、コンタクトリストや「Hangouts app」のメッセージなどの機能も強化。メールでは日本風の絵文字も利用できる。Google Cloud PrintやHP ePrint printerなどに対応したプリンタでの印刷も可能。