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final、“音質特化”ワイヤレスヘッドフォン「UX5000」。バッテリー交換可能
2025年10月31日 12:00
finalは、ワイヤレスヘッドフォンUX seriesの新モデル「UX5000」を31日に発売した。価格は32,800円。「クリスタルのような美しい響きと、目の前に立体的なサウンドステージが広がる音質特化ワイヤレスヘッドフォン」と位置付けている。
finalのフラッグシップイヤフォン「A10000」の開発過程で得られた特性と聴感に関する知見を投入し、内部アコースティック空間の音響特性を徹底的に追求。細部にわたり幾度もの調整を行なうことで、クリスタルのように澄み切った高音と重量感を感じる豊かな低音が、音源の本質を最大限に引き出し、忠実に再現するという。
40mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載。性能を最大限に引き出すため、フィルターの選定や音響空間の細かなデッドニング(不要振動の抑制)といった、有線オーディオで培ったアコースティックな調整を徹底的に突き詰めた。
音質最優先のSoCとして、「音」で選び抜いたというQualcommの「QCC3095」を採用。高精度なデジタル信号処理による緻密な調整を施し、理想のサウンドを完成させたとする。高音質コーデックLDACにも対応。「ワイヤレスとは思えない情報量豊かな再生音を実現した」とのこと。
ハイブリッドノイズキャンセリングを搭載。ノイズ低減効果の高いフィードフォワード方式とフィードバック方式を組み合わせるほか、音質への影響の少ない独自アルゴリズムを採用。アンビエントモードも搭載している。
付属のケーブルを使うと、有線ヘッドフォンとしても使用可能。ワイヤレス接続の約10分の1という低遅延接続を実現できる。一般的なワイヤレスヘッドフォンは、有線接続時に内部のDSP回路がバイパスされて音質が変化してしまうことが多いが、UX5000はDSP回路を経由してアナログ出力する設計のため、高音質仕様はそのままに、専用プレーヤーへの接続やミキシング作業、動画編集、ゲームプレイにも活用できる。
本体には、高い質感を持ちながら、傷や汚れがつきにくく加水分解にも強いシボ塗装を採用。長い時間にわたって、その美しい質感を保ち続けるという。
「愛着がある製品を長くご使用いただきたい」と、バッテリーの交換も可能。交換作業はfinalが行なう。サポートページの「修理のご相談」より申し込む。
イヤーパッドには遮音性と快適性を両立した低反発素材、ヘッドバンドには頭頂部にかかる圧力を分散させやすい高反発素材を採用。それぞれの箇所に最適な材質を使用し快適な装着感を追求した。イヤーパッドはマグネット吸着式、ヘッドバンドはコネクター着脱式(USB-C)となっており、工具不要でユーザー自身で交換できる。
専用アプリでも「ノイズコントロール」のモード選択が可能。「ノイズキャンセリング」と「アンビエント」に加え、どちらの機能もOFFにできる。好みの音質に調整可能な「10バンドイコライザー」やマルチポイント接続なども利用可能。


