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オンキヨー、4K/60pとHDCP 2.2、DSD 5.6MHz対応で音質強化した13万円のAVアンプ

TX-NR838

 オンキヨーは、7.1ch AVアンプのミドルクラスモデル「TX-NR838」を5月下旬に発売する。価格は13万円。カラーはブラック(B)。

 最大出力230W×7ch(6Ω)/定格出力145W×7ch(同)のAVアンプ。3月に発表したエントリーモデル「NR636」にも採用されたDSD 5.6MHz対応のネットワークオーディオ再生機能と、4K/60p映像パススルーやHDCP 2.2対応のHDMI端子に加え、「オンキヨーが培ってきた音質技術をより贅沢に搭載した」という中級機。NR636とはアンプ出力が異なるほか、THX Select2 Plusにも準拠。さらに、デジタル機器固有のノイズを大幅に抑制する回路「VLSC」(フロントL/R)や、アナログ再生時に不要なデジタル回路をシャットオフする「Pure Direct Analog Path」などを装備する。

 Ethenetを搭載するほか、IEEE 802.11b/g/nの無線LANも内蔵。ネットワーク再生は、DSD 5.6/2.8MHzのほか、WAVやFLACの192kHz/24bit、AAC/MP3/WMA/WMA Lossless/Ogg Vorbis/ドルビーTrueHDなどに対応。radiko.jp/tuneinなどのインターネットラジオも聴取可能。

 HDMIは入力7系統、出力2系統で、HDMI 2.0準拠の4K/60p映像(3,840×2,160または4,096×2,160ドット、YCbCr 4:2:0)のパススルーもサポート。著作権保護の最新規格であるHDCP 2.2にも対応した。映像補正回路として、マーベル製の「Qdeo」も装備。USB端子を備え、USBメモリなどに保存したファイル(DSDは2.8MHzまで)も再生可能。

 iOS/Android対応のスマートフォンアプリ「Onkyo Remote」を使って、無線LAN経由でAVアンプをコントロールすることも可能。Bluetoothレシーバも備え、スマートフォンなどの音楽をワイヤレスでAVアンプに伝送して聴ける。プロファイルはA2DP 1.2/AVRCP 1.3をサポートする。

 高音質化技術として、3段インバーテッドダーリントン回路や、グランド電位安定化技術などを搭載。TI/バーブラウンの192kHz/24bit対応DACを採用。32bit対応DSPをデュアルで備える。

 HDMI以外の端子は、映像入力がコンポーネント×1、コンポジット×4。音声入力は光デジタル×2、同軸デジタル×3、アナログ音声(RCA 2ch)×7。出力端子は、映像がコンポーネント×1、コンポジット×1、音声がアナログ×2(ZONE 2/3)、7chプリアウト×1、サブウーファプリ×2、ヘッドフォン×1。

 FM/AMチューナも内蔵。フロントパネルにはアルミ素材を使用し、外形寸法は、435×400×198.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は15.5kg。リモコン「RC-882M」が付属する。

前面パネルオープン時
付属リモコン

(中林暁)