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オンキヨー、NFC対応になったCDコンポ「FR」。音質強化の「NFR-9X」など

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、オンキヨーブランドのコンポ「FRシリーズ」新モデルとして、CD/SD/USB/Bluetooth搭載のレシーバとステレオスピーカーがセットの「X-NFR7X」を6月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円前後。また、細部パーツなどで音質向上を図ったレシーバ単体の上位モデル「NFR-9X」も6月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は47,000円前後。

X-NFR7X

 '98年の初代モデルから機能追加を続け、累計販売台数150万台以上のロングセラーとなっている“オールインワンコンポ”FRシリーズの新モデル。従来機種のコンセプトを継承しつつ、新たにNFC機能を搭載。対応スマートフォンとワンタッチでBluetoothペアリングが簡単になったのが2モデル共通の特徴。

X-NFR7X

 CD/USB/SD/Bluetooth搭載のレシーバ部と、2ウェイステレオスピーカーで構成するコンポ。Bluetooth 2.1+EDRに対応し、スマートフォンなどの音楽をワイヤレスで受信して聴ける。対応プロファイルはA2DP 1.21。

X-NFR7X

 音楽CDやCD-R/RWからの録音機能を備え、CDからSD/SDHCカード(最大32GB)、またはUSBメモリへの高速録音が可能。SD/USBともに録音形式はMP3またはWAVの44.1kHz/16bit。再生対応形式はMP3/WMA/WAVの48kHz/24bitまで。PC入力用のUSB-B端子も備え、デジタル伝送での高音質再生も行なえる。なお、USB端子はオーディオプレーヤーやHDDとの接続には対応しない。

 アンプはディスクリート構成で、定格出力は19W×2ch(4Ω)、最大出力は26W×2ch(同)。小音量でも豊かな音楽再生する「オプティマム・ゲイン・ボリューム回路」を搭載。共振に強いシャーシ構造を採用するほか、フロントパネルに剛性の高いアルミ素材を使用している。トーンコントロール機能や、S.BASS機能も装備。

 FM/AMラジオや、CD/SD/USB再生、SD/USB録音が可能なタイマー機能も備える。USB以外の音声入力は光デジタル1系統と、アナログ3系統。出力はアナログとヘッドフォン、サブウーファプリが各1系統。外形寸法は、215×348×142mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.8kg。リモコンや、スピーカーケーブル(1.1m×2)、コルクスペーサー×8が付属する。

 セットのスピーカーは、13cm径のA-OMFモノコックコーンウーファと3cm径リング型ツイータで構成。エンクロージャはバスレフ型で、「AERO ACOUSTIC DRIVE」技術により低音の強化を図っている。外形寸法は164×268×282mm(幅×奥行き×高さ)、3.8kg。

NFR-9X

 レシーバ単体の「NFR-9X」は、単品アンプと同じ設計手法を投入し、再生音声をワイドレンジ化する「WRAT(Wide Range Amplifier Technology)」回路技術や、アルミ製ボリュームなどで、外観のデザイン性と音質を高めたという上位モデル。X-NFR7Xのレシーバ部と同様に、Bluetoothを使ったワイヤレス再生や、SDカード/USBメモリの録音/再生、USB接続したPCの音楽再生が可能。

NFR-9X

 ディスクリート構成のアンプを搭載し、定格出力は19W×2ch(4Ω)、最大出力は26W×2ch(4Ω)。「WRAT」回路技術や、オプティマム・ゲイン・ボリューム、共振に強いシャーシ構造などを採用。フロントパネルやボリュームつまみはアルミ素材を使用する。トーンコントロールやS.BASSも搭載。

 音声入力端子もX-NFR7Xと共通で、光デジタル×1、アナログ×3。出力はアナログ/ヘッドフォン/サブウーファプリ各1。スピーカーターミナルはネジ式で、バナナプラグ対応。外形寸法は、215×357×142mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.8kg。リモコンが付属する。

(中林暁)