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NuPrime、Wi-Fiレシーバ対応予定のUSB DAC搭載“A+D級”プリメイン「IDA-8」

 フューレンコーディネートは、NuPrimeブランドのUSB DAC搭載プリメインアンプ新製品として、Wi-Fiオーディオ受信にも対応予定の「IDA-8」を7月21日に発売する。価格は13万円。カラーはシルバーとブラックの2モデルを用意する。

IDA-8(シルバー)

 USBと光/同軸デジタル入力に対応したDAC機能を備えた薄型のプリメインアンプ。パワーアンプ部の出力は100W×2ch(8Ω)。Windows向けの専用ドライバを用意し、Macは標準ドライバで動作。DSD再生はASIO 2.1とDoPに対応し、USB接続時はPCM 32bit/384kHzやDSD 11.2MHz(Macは5.6MHzまで)に対応。光/同軸デジタルはPCMが192kHzまで、DSDはDoPで2.8MHzまでサポートする。

 ワイヤレスオーディオレシーバ機能を備えるのも特徴で、スマートフォンなどの音楽を受信できる外付けのBluetoothドングルが付属。さらに、オプションとしてWi-Fi(無線LAN)レシーバモジュールも開発中としている。

 スピーカー出力端子はバインディングポストでYラグ/バナナプラグ対応。アナログ音声出力とサブウーファ出力(いずれもRCA)も備える。

 アンプ部には「A+D級ハイブリッド振幅技術」を搭載。「A級増幅の本質とされる温かみのある音質と、Dクラスアンプが誇る効率とスピードをノイズレス環境で届ける」としている。

 ULCAM(Ultra-Linear Class A Module)回路にはディスクリートコンポーネントを活用。ノイズを軽減して最大出力を供給するように信号を微調整可能としている。アンプ回路は従来のDクラス設計を、パルス幅変調を生成するため自己発振回路を使うように改良。600kHzの周波数で切り替わるようにした。また、SRC ICチップにより低ジッタと低歪みでFPGA処理を行なう。

 全段を1つのシャーシに収め、信号経路を短縮化することでノイズや歪みを低減。低ノイズフロア化するため、音量設定の信号経路にシングル抵抗を配置した薄膜抵抗設計を採用したボリューム調整部を備える。ボリュームは入力ごとに0.5dBステップで99段階の調整が行なえる。高効率のトロイダルトランスも搭載。さらに、特許出願中の「アイソレーションフィート」によるダンピング効果で振動の吸収/除去を図っている。

背面

 再生周波数帯域は10Hz~50kHz。全高調波歪み率は0.005%以下。SN比は95dB。本体はアルミ製でヘアライン/アルマイト仕上げ。外形寸法は235×281×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.3kg。電源ケーブルやリモコンが付属する。

(中林暁)