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ラックスマン、定番フォノイコライザを約7年ぶりに刷新した「E-250」
2016年1月22日 11:59
ラックスマンは、フォノイコライザアンプ「E-250」を2月下旬に発売する。価格は128,000円。カラーはブラスターホワイト。
2008年10月に発売され、コンパクトなMM/MCカートリッジ対応フォノイコライザアンプの定番モデルとなったE-200をフルモデルチェンジ。回路やパーツの大幅なブラッシュアップを行ない、アナログ再生環境を手軽にグレードアップできるというリファレンスモデル。
真空管フォノイコライザアンプ「EQ-500」('15年4月発売/50万円)にも搭載された、カートリッジの特性に合わせた負荷インピーダンスと負荷容量の切り替え機能を新たに搭載。「高品位なアナログプレーヤーとの組み合わせによって、音楽性にあふれる表現力を獲得した」としている。
“B4ファイルサイズ”とする外形寸法364×274×81mm(幅×奥行き×高さ)のコンパクトな筐体に、NF型イコライザ(RIAA)回路を搭載し、初段はFETをパラレル接続として低ノイズ化。2系統のアンバランス(RCA)入力端子を備え、ツインアームや2台のアナログプレーヤーの接続に対応する。出力はアンバランス(RCA)1系統。
カートリッジのインピーダンスに合わせた負荷インピーダンス切り替え機能(34k/47k/56k/100kΩ)や、回路の高域特性を変化させて好みの音色にコントロールできる負荷容量の切り替え機能(0p/100p/220p/320pF)を搭載。また、レコードの反りなどによって発生する不要な低域成分を抑えるローカットスイッチも備える。再生する音楽の信号電流でカートリッジやMCトランスを消磁するアーティキュレーター機能も利用可能。
L/Rを独立させた2基のスーパーパーマロイ製MC昇圧トランスを搭載。電源回路には新開発のブロックコンデンサとディスクリート構成のレギュレータ回路を採用している。その他にも、音質を重視したオリジナルのカスタムパーツを使用した。音楽信号の流れに配慮し、スムーズな電流伝送を実現するというラウンドパターン配線基板を採用している。制御スイッチはレバー型で、モノラルレコード再生用のモノラルモードスイッチも備える。
定格出力は250mV、出力インピーダンスは300Ω。付属の電源ケーブルは、OFC極太線ノンツイスト構造のラックスマン純正「JPA-10000」(極性マーク付き)。消費電力は6W。重量は4.3kg。