ニュース
ソニー、BluetoothでもハイレゾのNC搭載ヘッドフォン「h.ear on Wireless NC」
(2016/2/18 13:05)
ソニーは、Bluetooth/ノイズキャンセリング機能搭載のハイレゾ対応ヘッドフォン「h.ear on Wireless NC」を3月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後。カラーは、ビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコール・ブラック、ライムイエロー、ボルドーピンクの5色。
'15年に発売した密閉型ハイレゾ対応ヘッドフォン「h.ear on MDR-100A」を強化し、新たにBluetoothのワイヤレス接続に対応。コーデックはLDACにも対応し、最大速度の990kbps伝送時はワイヤレスでもハイレゾ相当で聴くことができる点をアピールしている。付属のステレオミニケーブルを接続して、有線のハイレゾ対応ヘッドフォンとしても利用できる。
BluetoothのLDAC接続については、最大速度の990kbpsで伝送できない場合があるため、ソニーは公式に「LDACでハイレゾ再生ができる」とアナウンスしてこなかったが、1月の「CES 2016」における発表に合わせて、「ハイレゾ音源を990kbps(音質優先モード)で伝送する場合に限り、ハイレゾ相当の音質を再現できる」という表現を使うように変更した。LDACの技術仕様については従来から変更は無い。
周囲の雑音を抑制するデジタルノイズキャンセリング(NC)機能を搭載し、Bluetoothと併用できる。ヘッドフォンの外側に設置したマイクで騒音を集め、キャンセル信号を再生するフィードフォワード方式。騒音を分析し、最適なノイズキャンセルモードを自動的に選択する「フルオートAIノイズキャンセリング」により、様々な環境下でのNC性能を高めている。
BluetoothのコーデックはSBC/AAC/aptX/LDACに対応。NFCもサポートし、スマートフォンやウォークマンなどの対応機種とワンタッチでペアリングできる。ハンズフリー通話用のマイクも内蔵。通話時の高音質化を図るHD Voice機能も搭載し、同機能に対応した機器同士において、従来よりも広い帯域で通話可能にするという。音声ガイダンス機能も搭載。
ヘッドフォンのユニットは、専用設計の40mm径HDドライバを搭載。振動板にはチタンコーティングを施している。圧縮音源で失われる高域を補間するDSEEを備える。
ヘッドバンド部の折り畳み可能で、キャリングケースも付属する。付属ケーブルはステレオミニで1.2m。内蔵バッテリでの連続使用時間は約20時間(NC/Bluetooth併用時)ケーブルを除く重量は約290g。