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リコー、ハイエンドコンデジ「GR IV」開発発表。2025年秋発売予定
2025年5月22日 11:31
リコーイメージングは、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズの最新モデルとなる「RICOH GR IV」の開発を発表した。2025年秋発売予定で、価格は未定。開発中の外観サンプルを、5月31日から「GR SPACE(東京、北京、上海)」にてショーケース展示することも明かされた。
これまでのGRの基本コンセプトを余す所なく正統進化させたモデルとして開発中だといい、「新型のイメージセンサーや画像処理エンジン、レンズ等の主要デバイスを一新し、さらなる高画質を追求しています」という。
通信機能も強化するほか、スマートデバイス向けのアプリ「GR WORLD」も合わせて開発することで、快適性や利便性を高めていくとしている。アプリはGR II以降のGRシリーズ各機種に対応し、近日リリース予定。
また同モデルをベースに、ハイライト周辺がにじむという特殊効果フィルター「HDF(Highlight Diffusion Filter)」を搭載したモデルの開発も進行中とのこと。こちらは2025年冬以降の発売を予定している。
5月22日の開発発表時点での仕様は、レンズ焦点距離が18.3mm(35mm判換算で約28mm相当)、F値はF2.8~F16。センサーはCMOSで、有効画素数は約2,574万画素。撮影素子シフト方式の5軸手ブレ補正を搭載する。
動画は最大フルHD/60fpsで記録可能。ファイル形式はMPEG4 AVC/H.264(MOV)。記録時間は最大4GBまたは最長約25分。約53GBの内蔵メモリーを備えるほか、microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカードを利用できる。
なお、現行モデルの「RICOH GR III」は、部品調達の都合により、7月中の出荷分で製造完了となる見込み。35mm判換算で約40mm相当のレンズを採用した「RICOH GR IIIx」については、当面の間、製造・販売を継続する。
同社は「『最強のスナップシューター』を目指して進化し続ける新しいGRの登場を、どうか楽しみにお待ちください」としている。