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今週末は「OTOTEN2025」。ヤマハ未発表サウンドバーやオーテク“透明”ターンテーブルなど出展
2025年6月18日 11:47
今週末6月21日、22日に東京国際フォーラムで開催される「OTOTEN2025」。71の企業・団体、124のブランドが出展予定。各社から注目の展示情報が発表されている。
ホームシアター関連では、Xperi(G405)、ディーアンドエムホールディングス(ホールD1)、ハーマンインターナショナル(D401)、ヤマハミュージックジャパン(G407)が出展。
ヤマハミュージックジャパンは未発表のサウンドバー「SR-X90A」の視聴デモを実施。AVアンプやサウンドバー「YSPシリーズ」の技術と伝統を受け継いだハイエンドモデルとして開発しているもので、「ヤマハサウンドバー史上で最も高音質なサウンドバーを目指している」という。
ハーマンインターナショナルは、6月18日よりクラウドファンディングを開始するJBLの完全ワイヤレスのサウンドバー最上位「BAR 1300MK2」を出展。リアスピーカーが分離してBluetoothスピーカーにもなるのが特徴。
アナログ関連では、オーディオテクニカ(G404)が、ドイツで開催された「High End Munich 2025」にて発表したアクリル製ターンテーブル「AT-LPA2」や、新製品VM型カートリッジを展示。光カートリッジのデジタルストリーム(G408)も出展する。
小柳出電気商会(G401)、ナガオカ(G503)、前園サウンドラボ(G605)などオーディオアクセサリーの展示も数多く行なわれる。
カーオーディオは国内初公開が多くあり、初出展の三菱自動車(B1Fデモカー展示)は、同社のアウトランダーPHEVに搭載されたヤマハと共同開発したプレミアムオーディオシステムを展示。
パイオニア(同上)は、先日発表された「GRAND RESOLUTION」のスピーカーの先行展示。ハーマンインターナショナル(同上)は、JBLプレミアムサウンドシステムを搭載したTOYOTAランドクルーザー「250」を展示。Xperi(同上)はCES 2025で話題になった、DTS:X対応のメルセデスベンツを国内初展示する。
ハイレゾ・ストリーミングサービスQobuz(G402)も出展。自社ブースでQobuz Connectの紹介をするほか、エミライ(G505)、クリプトン(G509)、KEF JAPAN(G607)などのブース、また22日にG701で開催される「今年はカセットテープまで聴けちゃう!4時間ぶっ通しリクエスト大会!!」でも試聴できる。
OTOTEN会場最大の出展ブースとなるホールD5では、ポータブルオーディオの展示を中心に、Wuhan Aune Acoustics(aune audio)、NTTソノリティ(nwm)、エム・ティ・アイ(NUARL/(nb))、金井製作所(奏KaNaDe)、カナルワークス、城下工業(SOUND WARRIOR)、ナイコム(GRADO/THIEAUDIO/Kiwi Ears/LETSHUOER/ORIVETI)、日本音響エンジニアリング(真耳Online)、ヒビノ(AKG/MUTEC)、ブリスオーディオなど12社が集まる。
海外企業、地域の特徴を生かした企業・団体も出展。南房総市と千葉工大が共同で同市の自然豊かな美しい場所、南房総市のサウンドスケープを8chキューブ、立体音響システムで再現し、観光資源としての音を提案する。
海外からは、超薄板ガラスの振動板「UTAG」を提案するGlass Acoustic Innovationsや高音質・超低遅延ワイヤレスソリューションを提案するSYNCOMM TECNOLOGYなども参加する。
さらに、今年は放送開始から100年になることから、ブースG502ではNHK、日本コロムビア、日本オーディオ協会が放送開始当初使用していた放送機器(ラジオ、マイクなど)や当時のラジオを展示するほか、第1回全日本オーディオフェアでNHKの協力のもと、ラジオ第1、第2放送の2波を用いて行なったステレオ再生実験の再現デモも実施する。
ブースG410では、AES日本学生支部による学生が制作した立体音響のデモや、協会が主催するコンテスト「(ReC♪ST) 学生の制作する音楽録音作品コンテスト」の受賞作品をはじめとしたコンテンツを紹介する。
物販では、ディスクユニオン(G606)によるレコード販売の他、オンキヨー(G506)はアニメ「#ぼっち・ざ・ろっく!」とのコラボレーション日本酒を販売。出版社各社の書籍、ソフト販売も行なわれ、音楽之友社・音元出版・ステレオサウンドの3社による合同抽選会も実施する。
会場内ではスタンプラリーを実施、抽選でオーディオ製品なども当たる。退場登録をすると、popman3580氏描き下ろしのOTOTEN2025キービジュアルクリアファイルもプレゼント(予定数に達すると配布終了)。KORG Live Extremeを使った出版社イベント・協会セミナーのハイレゾライブ配信も行なわれる。