qdc、再び“カスタムBAシングル”にこだわったイヤフォン「FRONTIER」。19800円

「FRONTIER」Emerald

アユートは、qdcとの共同企画で生まれたユニバーサルIEM「FRONTIER」を、7月12日に発売する。価格は19,800円。半透過とミラー、グラデーションが一体となった「トランスルーセント・ミラー・グラデーション」のフェイスプレートを採用しており、カラーは「Aquamarine」と「Emerald」から選択できる。

「FRONTIER」Aquamarine

「qdcの新たな最先端への道を切り開く」という思いを込めて命名されたFRONTIER。qdcの根幹とも言えるBAドライバー搭載IEMのモニターサウンドを、より多くの人に体感してもらうために、最新技術を駆使して新規開発された。

「FRONTIER」Aquamarine

独自のカスタマイズドBAドライバーをシングルフルレンジで搭載。そのBAドライバーは背面に、小さな排圧穴を開け、「リアキャビティ・マイクロホール」と名付けている。この構造は、BAドライバーのリアホールから内部のキャビティを通して感度と低域の調整を行なうためのもの。

さらに、BAドライバーの背面からシェル背面までキャビティが作られており、そしてシェル背面にもマイクロホールが開いている。これにより、ハイインピーダンスでノイズを抑えつつも感度を強化して音量を取りやすくし、BAドライバーならではの高解像度サウンドに加え、シングルBAドライバーの課題であった低域不足を自然な形で強化した。

サウンドは、qdcが元来得意とするプロフェッショナルモニターチューニングをベースとして調整。様々な楽曲へのマッチングを考慮しチューニングを追い込んだという。インピーダンスは52Ω。周波数応答範囲は10Hz～30kHz。

付属ケーブルは、高純度無酸素銅(OFC)4芯線ケーブルで、黒のPVC被膜で覆っている。長さは120cm。コネクター部はケーブル互換性の高い、フラットタイプのカスタムIEM 2pinコネクター(0.78mm)、プラグ部はL字モールドされた3.5mm 3極アンバランスを採用。付属のケーブルクリップでタッチノイズを抑制している。

フェイスプレートには、新デザインとなる「トランスルーセント・ミラー・グラデーション」を採用。半透過とミラー、グラデーションが一体となったもので、美しくスタイリッシュなデザインに仕上げた。シェルには樹脂充填のように見える特殊コーティング処理を採用。

「FRONTIER」Emerald

qdcユニバーサルIEM初となる、フォームタイプイヤーピースも同梱。耳への負担を軽減するリサイクルシリコンを使用したシングルフランジのqdcTips Soft-fitイヤーピースも3サイズ(S/M/L)も同梱する。

クリーニングツール、堅牢かつコンパクトで持ち運びに便利なセミハードタイプオリジナルキャリングケースなども付属する。