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ピクセル、シンガポール発「KOTORI AUDIO」イヤフォンを8月から順次発売
2025年7月7日 11:00
ピクセルは、シンガポール発のイヤフォンブランド「KOTORI AUDIO」の取り扱いを開始し、8月以降順次製品を販売する。これに先駆けて、7月12日~13日に東京・秋葉原で行なわれる「ポタフェス 2025 夏 秋葉原」のピクセルブースで試聴展示を行なう。
取り扱い予定製品として、1BA(バランスド・アーマチュア)+1DD(ダイナミックドライバー)のイヤフォン「Zephyr(ゼファー)」と、Knowles製フルレンジBA1基の「VAMPIRE(ヴァンパイア)」が紹介されている。
Zephyrは、筐体内部の圧力バランスを調整する独自の音響システム技術「Pressure-Balanced Acoustic System(PBAS)」を採用したバランスド・アーマチュア(BA)×1とチタンコーティング膜加工ダイナミックドライバー×1を組み合わせたハイブリッド型イヤフォン。
VAMPIREは、小ぶりな筐体で抜群のフィット感とノズル部付近に最適に配置されたべル形状の音響ホーンによるチューニングを施した、ふくよかで素直なサウンドが特長のモデルだという。
KOTORI AUDIOは2019年に設立されたメインストリームクラスイヤフォンを手掛ける新興ブランド。
そのルーツは2014年まで遡り、「航空工学などを専門とする3人の音楽愛好家が学校の部活動室で集まり、学び得た知識を活かし、アーティストが意図した通りの音で、お気に入りの音楽を楽しむための手頃な価格の最高峰リスニングシステムを創造すること」を共通の目標としてブランドコンセプトが構築されていったという。
その後、リケーブル製造販売を通じてリスニング体験の質の向上などの付加価値を提供、徐々に技術力や設備などを強化して、2019年にKOTORI AUDIOとしてイヤフォン開発をスタートさせた。
同ブランドでは、科学(工学)と芸術(音楽)との融合という独自のアイデンティティを確立し、航空工学の背景を活かし、精度、耐久性、革新の原則を適用して、新しくユニークなオーディオ周辺機器を継続的に開発。「音楽愛好家の生活を豊かにし、人々が音楽に再び恋をするお手伝いをしたいと考えている」とのこと。
製品名称も一見不規則に見えるが、航空工学を専門的に学んだチームの「イヤフォンのキャラクターに見合う航空機の名称に由来する」といったネーミングにするなど独自スタイルが採られている。