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映画「F1/エフワン」ブラピ“史上最速来日”。「空はトムに任せます、僕は陸が好きです!」

映画『F1®/エフワン』6月27日(金)全国公開 配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

6月27日公開となる映画「F1/エフワン」。それに先駆け、25日に主演のブラッド・ピットが来日。来日発表から約24時間後には日本に降り立つ、F1マシン並みに超高速な“史上最速来日”が実現。都内劇場で舞台挨拶が実施され、ファンたちの熱烈歓迎を受けた。

25日、26日と都内劇場で3回に渡り行なわれる舞台挨拶付き上映回は、3分でチケット完売。

ブラッドは「東京にならいつでも行きますよ」と笑顔で手を振りながら、「今回はブレット・トレイン=新幹線を超えるスピードで F1マシンに乗りました。俳優が本物のF1マシンに乗って本物のレーストラックを走るというアイデアは、コシンスキー監督のもので、できるだけF1の迫力を体感できるような映画にするためにこだわって作りました」とコメント。

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試写会や先行上映において、作品やブラッドの熱演を絶賛する声が相次いでいることについては、「とても誇りに思える映画なので、本当にみなさんの反応が嬉しいです! 実際のF1シーズン中に本物のサーキットで我々が走るというのは、前例がないんですよね。すべての俳優たちがとてもがんばっていますし、カメラもこの映画のために新たに開発したのですが、映画を観ればそれが分かると思います。楽しんでいただけるのが一番嬉しいです!」と笑顔を見せた。

日本時間の24日にイギリス・ロンドンで行なわれた本作のプレミアでは、『トップガン マーヴェリック』主演でもおなじみのトム・クルーズが登場し、ブラッドとの豪華すぎるツーショットも実現した。

ブラッドが「トムは古い友達で、昔からよく知っています。彼はモータースポーツのファンですし、90年代に一緒にゴーカートでレースしたこともあるぐらい。監督もブラッカイマーも一緒にトムと仕事しているし、みんな家族みたいだから、来てくれて嬉しかったです」と語ると、会場からはあたたかい拍手が。

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本作では、常識破りのF1レーサーを演じたブラッド。「この映画は物語が素晴らしいんです。ソニーは負け犬で、挫折を経験するけどまたチャンスが巡ってくる。こういうストーリーは皆感動できると思います」と手ごたえを明かす。

また、ブラッドは本作で描かれるチームワークの大切さにも言及。「F1には500人ぐらいの人々が関わっています。角田裕毅選手もそうですし、ヘッドクオーターを中心にいろんな戦略を生み出したり、マシンをデザインしたりメンテナンスする人がいたり、いろんな人々で成り立っているチームスポーツなんです。映画でも同じで、短いシーンにも400人、500人ぐらいの人々が関わることがよくあるので、映画作りとも似ていると思います」と、日々映画製作と向き合っているブラッドならではの視点でコメント。

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過酷なトレーニングを重ね、劇中ではブラッドやダムソン・イドリスたちが自身でF1マシンを実際に運転していることも注目されているが、これについてブラッドは、「ダムソンと一緒に2年ぐらいかけてトレーニングして、6,000マイルぐらいトラックで走っています。ただひとつ悔いがのこっていて、日本の鈴鹿サーキットでは走っていないんです。プロのドライバーたちに聞くと、みんな一番のお気に入りは鈴鹿だと言います。技術的なことも含めて素晴らしいトラックですよね。この中に、誰か関係者はいない?」と会場に呼びかけるほど、鈴鹿への強い思いを語る一幕も。

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続いては、映画公式SNSに寄せられたファンからの質問に、ブラッドが答えるコーナーへ。「何度も来日されていますが、日本でまた訪れてみたいところは?」という質問には、ブラッドが「日本は大好きなので、いろんなところへ行ってみたいと思っています。友達も周りの人たちも日本は特別な国だと言うし、いろなことを経験してみたい。特に郊外に出てみたいですね」とコメントし、まだ見ぬ日本の景色へ思いを馳せた。

「撮影中に一番楽しさを感じたのは?」という質問には、「F1マシンを運転している時間です。とにかく嬉しくて楽しかった。時速350kmぐらいの信じられないスピードで走るので、ブレーキングやコーナリングも含めてすべてが最高でした!」と興奮気味にコメント。また「映画を観れば感じられると思うのですが、F1マシンに乗っていると“G”(重力)がかかるんです。実際のプロドライバーほどではないですが、首と体を鍛えていないと大変なんです」と、強靭な肉体を必要とするF1ドライバー役の苦労も明かした。

本作のキャッチコピー「昨日までの、自分を超えろ。」にかけて、そんな瞬間が訪れた経験は?と問われると、「F1マシンを運転している時ですね!」と回答し、「毎回もっと自分を高めたいという気持ちでやっていました。次第に僕もダムソンもタイムを縮めて行って、最終的には0コンマ何秒を争っていましたよ」と撮影を振り返った。

そして「今回はF1マシンを運転する役でしたが、今後空のアクションに挑戦したい気持ちは?」という質問には、「それはトムに任せます! 彼に近づける人はいないでしょう。僕は陸が好きです!」と答え会場を笑わせていた。

舞台挨拶の最後には、「F1/エフワン ブラピ ぶっちぎれ!」と書かれた特製の法被を着用したブラッドが、日本の伝統文化「三本締め」に挑戦。満員の観客たちと一体となって3本締めに挑戦し、満面の笑みを見せた。