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ソニー、ミニLED&部分駆動で画質追求した医療用4Kモニター

M1シリーズ。左から「LMD-43M1MD」「LMD-32M1MD」「LMD-27M1MD」

ソニーマーケティングは、医療用4K液晶モニター「M1シリーズ」の27型「LMD-27M1MD」と43型「LMD-43M1MD」を8月4日に発売する。いずれも価格はオープン。

3,840×2,160ドット/4Kの高解像度LCDパネルとミニLEDバックライトを採用した。HDR信号に対応し、バックライトには独自のローカルディミング技術である「Backlight Master Drive」を採用することで、高いピーク輝度(27型で2,250cd/m2、43型で2,000cd/m2)と、100万:1の高コントラスト比を実現した。

モニター前面に明るさセンサーを内蔵し、手術室内の照明環境を検知して、明るさを自動調整する。これにより手術中に暗い照明に変化するケースでも視認性を確保できる。

パネル表面には、高照度下での反射やぎらつきを低減する「アンチリフレクション・テクノロジー」を導入。180度や左右の反転表示、ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)、ピクチャー・アウト・ピクチャー(POP)表示もできる。

独自の冷却システムによるファンレス構造も採用した。モニター内部のファンを除去することで、モニター周囲の空気の乱れを最小限に抑えている。

パッケージはパルプモールドの緩衝材を採用し、発泡スチロールを使わない梱包を採用。製品を保護する袋には植物性セルロースを主原料とした不織布を使うことで、従来の包装材から、バージンプラスチックの使用料を27型で約84%削減している。

なお、同じくM1シリーズでは、31.5型モデル「LMD-32M1MD」が2月に発売されている。