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NHK ONE、認証コード送信されない不具合は「大量発信によるスパム判定の可能性」

NHKは1日、NHK ONEアカウントの登録手続きで発生中の不具合に関して、現状を報道機関に説明。Gmailなどの一部メールに認証コードが届かない不具合について、「原因は現在調査中だが、推察される理由の一つとして、特定のドメインから比較的短い時間にメールを大量に発信したことで、スパムと認識されたのではないかと思われる」と説明した。

NHKによれば、NHK ONEのアカウント登録手続きは10月1日0時から受け付けを開始。同日1時頃には認証コードが届かない事象、その後しばらくして認証コードを入れてもエラーが出る事象を確認したという。

担当者は不具合発生について、「認証コードの配信がスパムと自動判別され、送信が制限された可能性がある」と説明。コード入力におけるエラーについては「送信制限に起因した副次的なものと推察される」と話した。

「(受け付け開始後に)登録された数は(1分間に)1,000件程度。これまでと比べても、(発信されたメールは)大きな数ではなかったと認識している。今のところNHK ONE側のシステムに問題があったとは確認できていない。現在はGoogle側に問題を問い合わせると同時に、NHK側でできることを行ない、問題をできるだけ早期に解消できるよう努める」とした。

なお、認証コードを入れてもエラーが出る不具合に関しては、1日15時頃に解消しているという。

また、番組の同時配信、見逃し配信といった基本的なサービスはアカウント登録が済んでいなくても利用可能。

10月1日にスタートしたNHK ONEは、スマートフォンやタブレット、PC、ネット対応テレビに対し、総合テレビやEテレの放送番組、ニュース記事、動画、防災などのコンテンツ・情報をネット経由で提供するNHKの新サービス。

番組の同時配信や見逃し配信などの基本サービスほか、アカウント登録を行なうことで、外出中にスマホで見ていた見逃し番組の続きを、帰宅後にネット対応テレビで見ることができる「デバイス連携」や、お気に入りの番組をフォローできる「マイリスト」機能などが使えるようになる。