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Android 5.0搭載で4K/30p+光学手ブレ補正の「Nexus 6」

8.9型タブレット「Nexus 9」も近日発売

 米Googleは15日(現地時間)、Android OSの最新バージョンAndroid 5.0 Lollipop(コードネームAndroid L)と、同OSを採用したモトローラ製スマートフォン「Nexus 6」と、HTCタブレット「Nexus 9」を発表した。米国ではNexus 9の予約を10月17日より開始し、11月3日に発売。Nexus 6も10月下旬に予約開始し、11月に発売する。日本でも「近日発売」と案内されている。

Nexus 9、Nexus 6とNexus Player

 新OSのAndroid 5.0 Lollipopは、「Material design」(マテリアル・デザイン)と呼ぶ新デザインを採用したほか、通知機能の強化や消費電力の低減、Bluetooth Low Energy(BLE)対応強化による、ヘルスケアデバイス連携の拡充などを図っている。またカメラ機能や64bitサポートも強化している。

 LollipopベースのASUS製Android TV端末「Nexus Player」も10月17日より米国で予約受け付けを開始する。なお、Android 5.0 Lollipopは、既存のNexus 5/7/10向けに、数週間以内に公開される。

高精細有機EL+4K+光学手ブレ補正「Nexus 6」

 Motorola製のスマートフォンで、6型(5.96型)/1,440×2,560ドット(493 ppi)の有機ELディスプレイを採用。アスペクト比は16:9。ストレージは32GBと64GB。CPUはクアッドコアのKrait 450 2.7GHz(Qualcomm Snapdragon 805 SOC)、GPUはAdreno 420。OSはAndroid 5.0 Lollipop。

Nexus 6
光学手ブレ補正も装備

 カメラは、F2.0レンズで光学式手ぶれ補正も装備。画素数は1,300万画素。HDR+ を採用したGoogleカメラ(プリインストール済み)の自動調整で、簡単にハイレベルな仕上がりを実現できるという。4K/30fpsの動画撮影にも対応する。前面カメラは200万画素。また、前面デュアルスピーカーでステレオサウンドを実現している。

 LTEや3Gネットワークのほか、IEEE 802.11ac無線LAN(2x2MIMO)、Bluetooth 4.1、NFCに対応GPS、加速度計、ジャイロ、磁力計、周囲光センサー、気圧計なども内蔵する。マイクロUSBとnano SIMスロットを備えている。

 本体サイズは159.26×82.98×10.06mm(縦×横×厚み)、重量は184g。バッテリ容量は3,220mAhで、動画再生時の連続駆動時間は最長10時間、通話時最長24時間。15分の充電で6時間分の急速充電に対応する。

Nexus 6とLollipop

4:3アスペクトで“ちょうどいい”「Nexus 9」

 HTC製のタブレットで、8.9型/2,048×1,536ドットのIPS液晶(Gorilla Glass 3)を搭載。アスペクト比は4:3。CPUはNVIDIA Tegra K1でKepler GPU。メモリは2GB、ストレージは16GBと32GB。Wi-FiモデルとLTEモデルが用意される。カラーはインディゴ ブラック、ルナーホワイト、サンド。

Nexus 9

 Googleでは、仕事や映画鑑賞にも耐える大きさでありながら、片手でも持ち運びしやすい「大きすぎず小さすぎないディスプレイ」として、8.9型タブレットを訴求している。OSはAndroid 5.0。

 カメラはF2.4レンズで800万画素のリアカメラと、160万画素のフロントカメラを装備。前面に配したHTC BoomSound スピーカーで、臨場感と深みのあるサウンドを実現するという。

 IEEE 802.11ac無線LAN(2×2MIMO)やBluetooth 4.1、NFCなどを装備。GPS、加速度計、ジャイロ、磁力計、周囲光センサーを内蔵する。外形寸法は153.68×228.25×7.95mm(縦×横×厚み)、重量は425g(Wi-Fi)/436g(LTE)。バッテリ容量は6,700mAhで、動画再生時の連続駆動時間は最長9.5時間。

(臼田勤哉)