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エプソンのスマートグラス「BT-200」とリコー「THETA」が360度映像で連携

 エプソンは、スマートグラス「MOVERIO BT-200」の活用領域拡大に向け、BT-200で、NTTドコモのデバイスコネクトWebAPIを使ってリコーの全天球カメラ「THETA」の360度映像を体感できるシステムを開発した。10月7日から10日まで開催される「CEATEC JAPAN 2015」で展示する。

MOVERIO BT-200
THETA S

 「デバイスコネクトWebAPI」は、ウエアラブル機器などのIoT機器を操作するスマートフォンアプリやWebアプリを開発できるAPI。エプソン、ドコモ、リコーの3社は同APIの普及活動、機能検討を行なう「デバイスWebAPIコンソーシアム」に参画し、そこでの議論をきっかけとしてプロジェクトを立ち上げた。

連携システムの概要

 今回のシステムでは、「MOVERIO」を用いて「THETA m15」で撮影した全方位の動画・静止画を、あたかもその世界の中にいるかのように感じながら見ることができるという。

 API連携により、THETAの撮影操作をMOVERIOから行なえるほか、THETAで撮影した全方位動画/写真をMOVERIOでの表示に最適化した映像に変換できる。また、MOVERIOの加速度センサーやジャイロセンサーを利用して、頭の動きに合わせて視点移動が可能になるという。

 また、同システムを基にして、「THETA S」にも対応したBT-200用アプリ「THETA(Device Web API Plug-in)」を、MOVERIO専用アプリダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」で提供する予定としている。

(臼田勤哉)