ニュース

COWON、DSD 11.2MHz対応で約22万円の最上位ハイレゾプレーヤー「PLENUE S」

 シーエスCOWON販売(COWON)は、DSD 11.2MHz対応のポータブルオーディオプレーヤー最上位機「COWON PLENUE S」を3月11日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は220,370円前後。

COWON PLENUE S

 DSDやFLAC/WAVなどのハイレゾ再生に対応したオーディオプレーヤー。PLENUEシリーズでは初のDSDネイティブ再生に対応し、DSD 11.2MHzまでの再生が可能。PCM系は384kHz/32bitまでのDXDや、192kHz/24bitまでのWAV、FLAC、AIFF、ALAC(Apple Lossless)、AAC、MP3、WMA、APE、OGGをサポートする。本体に128GBストレージメモリを内蔵するほか、microSDカードスロットを装備。最大128GBまでのmicroSDXCに対応する。

 DACは、バーブラウン「PCM1792A」を搭載。全高調波歪率は0.0005%。44.1kHz系と、48kHz系のそれぞれに対応するDual TCXOクロックを搭載し、温度変化や周辺環境、電圧などの影響を受けずに、精密なクロックを実現するという。

 ヘッドフォン出力はアンバランス/光デジタル兼用の3.5mmジャックと、3.5mm 4極のバランス出力を装備。クロストークはアンバランス時に-137dB、バランス時で-139dB。出力は3Vrmsで、ハイインピーダンスのヘッドフォンも駆動できるという。microUSB端子を装備し、PCと接続してUSB DACとしても利用できる。

4極出力を装備
COWON PLENUE SとAK380とのサイズ比較
側面にハードウェアボタン

 3.7型、480×800ドットの有機ELディスプレイを備え、タッチ操作に対応。側面にはハードウェアボタンを装備し、再生/停止や、スキップ/バック、ボリュームなどの操作が行なえる。歌詞表示機能や、JetEfffect 7などの音質効果も搭載する。

 アルミニウムによるフルメタルボディで堅牢性を確保したほか、サウンドの立体感を表現したというデザインを採用。CPUは、Cortex A9 1.2GHzデュアルコア。本体下部のソケット端子を通じて、バランス出力が可能。将来発売予定のバランス出力用クレードルを組み合わせて、据え置きプレーヤーとしても可能となる予定。クレードルの価格や発売時期は未定。

下面にクレードル接続時用のバランス出力を装備
アルミボディを採用

 バッテリは容量4,400mAhのリチウムポリマーで、再生時間は約8時間(96kHz/24bit FLAC)。外形寸法は118.9×64.5×17.8mm(縦×横×厚み)、重量は204g。レザーケースやUSBケーブルが付属する。

 長さ165mmのバランス変換ケーブル(2.5mm 4極→3.5mm 4極)「PS-Balanced Adapter Cable」も後日発売予定。

(臼田勤哉)