ポータブルオーディオ百景
祖父の部屋で聴いたレコードのような音をポータブルで! Westone ES60+OPUS#3
2018年2月23日 08:30
ポータブルオーディオ百景とは?
ポータブルでも趣味のオーディオ。「高音質にこだわりたい」、「コストパフォーマンスの追求」、「カッコイイヘッドフォンで注目を集めたい」など、こだわり方は人それぞれ。そんな皆のポータブルオーディオ環境を募集、紹介していきます。
- 【投稿者】中河原
- 【現在愛用しているヘッドフォン/イヤフォン】
Westone「ES60」 - 【愛用プレーヤー】
audio-opus「OPUS#3」 - 【選んだ理由。気に入っている点、よく聴く音楽】
ポータブルオーディオにお金をかけるようになり早数年、やや硬質でカッチリとしたサウンドを好んで聴いていた私だが、ある時ふと真逆な音質を楽しみたいという衝動に駆られたのがキッカケだった。
柔らかく聴いていて落ち着く音色、その昔祖父の部屋で聴いたレコードのような音質をポータブルで表現出来ないかと考えるようになった。
それは本当に気まぐれで「いつも食べている醤油ラーメンを今日は味噌ラーメンに変えようか」というレベルの軽い気持ちだったが、オーディオとは恐ろしいもので結局カスタムIEMまでオーダーしてしまう位どっぷり沼に嵌ってしまった。
色々試行錯誤した末にたどり着いた組み合わせであるが、ひとまずこの組み合わせが今一番聴いていて心地良いといえる組み合わせである。
Westoneの「ES60」は、試聴機で音を事前に聴いていたが、実際に自分の耳型で作られた実物を聴いてみると、本当に完成度の高いカスタムIEMだなと改めて思う。
一言で例えるなら「究極の普通」といえる音、低域から高域までクセがなく録音されている情報を忠実に再生してくれる。それでいて音全体にほのかな丸み、柔らかさもありモニターライクなバランスでありながら長時間聴いていてもまったく聴き疲れしない。
私はポップス、ロック、ジャズ、クラシック、アニソン等々様々なジャンルの音楽を聴くが、どのジャンルでも楽曲の良さを存分に引き出してくれる。器用貧乏ならぬ器用万能なカスタムIEMだと言える。
「OPUS #3」は、今回私が求めた音、「柔らかく聴いていて落ち着く音色」にばっちり合うプレーヤー。暖かみのあるウォームなサウンドが最大の特徴で、初めて聴いた時心の中で「これだ!」と叫んだのを覚えている。
ウォームな音というのは籠って聴こえるのではないかと勘違いされがちだが、決してそうではない。OPUS #3は解像度も高く、定位や音場もしっかりしている。音の一つ一つが明瞭に再生されつつ、その全てが「聴きやすい」のだ。
特にDSD音源の再生はびっくりするぐらい生々しい音色を奏でてくれるので、思わずうっとりしてしまう。また、アルミ加工による筐体と純正本革ケースがこれまたカッコいいので見た目的にも非常に気に入っている。
音の柔らかさという意味では真空管タイプのポータブルアンプという選択肢もあったが、やはり通勤で使用したいのでプレーヤー+イヤフォンのシンプルな構成に落ち着いた。
ケーブルは以前から使用していた手持ちのALO audio製Litz Wireバランスを使用しているが、今後はよりこの組み合わせに合うリケーブルを検討中である。
【あなたのポータブルオーディオ環境、見せてください】
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(ハイレゾプレーヤー/スマホ/スマホ+ポータブルアンプ他) - 選んだ理由。気に入っている点、よく聴く音楽
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