西田宗千佳のRandomTracking
PlayStation 4、Xbox One登場。E3会場で実機を写真でレポート
(2013/6/12 11:29)
今年もE3が始まった。例年なら各ハードウエアメーカーのプレスカンファレンスからお伝えしている……はずなのだが、残念ながら、今年は諸事情により、カンファレンスの記事は掲載しない。
その代わり、E3会場でチェックした2つの新ハード、マイクロソフトの「Xbox One」とソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「PlayStaion 4」のハードウエア写真をお送りする。ハンズオンの内容については後ほど追記させていただく。
なお、マイクロソフトはXbox Oneをまだ日本でしばらく発売しないこともあり、今回は詳細の取材などはかなわなかった。だがSCEについては、例年掲載しているSCEトップインタビューを含めたエグゼクティブインタビューをお届けできる予定だ。
それから、両ハードについて気がついたことを一つ。
今回は、ネットにも常時接続し(Xbox Oneはほぼ強制、PS4はそうではないという差はあれど、能力を完全に生かすならほぼ前提といっていい)、電源も切らないで「レジューム」的に運用するためか、「電源ボタン」が目立たない。実際にはもちろんあるのだが。使い方・遊び方のイメージも、PS3、Xbox 360世代とは大きく変わりそうだ。
薄型据え置きPC的質感の「Xbox One」
まずはXbox Oneから。「大柄」と伝えられてきたが、確かにちょっと大きい。ちょっと前まで日本でもいくつかあった「静音重視・リビング向けの据え置き型パソコン」的なボディだ。
Xboxというと外付けの電源が(あまり良くない意味で)特徴的だったが、会場ではまだはっきりしない。コメントは得られなかった上、はっきりと確認できる展示もなかった。ただ、背面に「メガネ型(二芯式)の電源コネクタっぽいものはあるが、Xboxマークがついていて形状も異なる」こと、そこにはかなり太めの独自っぽいケーブルで接続されていたことから、今度も電源は外付けである可能性が高い。
なお、マイクロソフトは今回同時に、Xbox 360の新モデルを発表している。デザインがさらにシンプルになったが、価格は変わっていない。アメリカでは最廉価モデルが199ドルで販売される。日本でも6月中に発売予定だ。
「平行四辺形」っぽさが目を引くPS4、薄さは魅力的
次はPS4だ。こちらについては、ハードのデザインは初公開となった。
基本は縦置きのようで、4つのひし形を組み合わせたような形状。直線で構成されている点などは、PS2を思わせる。なおPS4については、伝統の「メガネ型プラグ」が見えるため、電源は内蔵であると思われる。