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キソアコースティック、ベリリウムツイータ採用の初フロア型スピーカー「HB-G1」

 キソアコースティックは、フロア型スピーカー「HB-G1」を9月15日から販売する。予定価格はペアで460万円。

フロア型スピーカー「HB-G1」。両脇にあるのは別筐体のネットワーク

 小型モデルの「HB-1」や「HB-X1」のサウンドを継承する、初のフロア型モデル。3ウェイ6スピーカー構成で、「ScanSpeak製の広帯域なベリリウム振動板ツイータとの出会いから生まれたモデル」だという。

 ツイータは99%ピュアベリリウム製のドーム型で、「金属製ツイータにありがちがちな固有の共振によるピーキーさが無い」という。音の伝達速度は他の金属振動板の約2倍と非常に速い。サイズは26mm径。

 中低音域は、HB-1やHB-X1と同じPeerless製の10㎝径ウーファ。ツイータとウーファのどちらも、独自のチューニングを施している。これらツイータとウーファは、高峰楽器製作所が、マホガニー単板から製作した、木の響きを生かしたエンクロージャに搭載する。

 このツイータとウーファに加え、最低域用のベースユニットも用意。Peerless製の10㎝径ウーファーも4基採用し、ツイータ、ウーファのエンクロージャとは分離した、2層構造のカーボンスチール製密閉型エンクロージャーに搭載。スタンドのように下部に配置する。

 Shizukaブランドのオーディオボードと同じ素材を使い、「板厚からは想像できないような高い制振性を活かした設計で、コンパクトサイズでありながらも低音再生に必要な内容積を確保した」という。内部定在波の影響を抑えるため、背面形状にも工夫を施している。

 中低音域と最低域用のドライバを揃えるこ事で、音質の均一性を確保。「小口径ならではの小気味の良い低音は大口径ウーファでは成しえない機敏で明瞭な低音という魅力を獲得した」という。

 定格インピーダンスは4Ω。定格感度レベルは86dB/W/m。クロスオーバー周波数は120Hz、5kHz。ネットワークは別筐体になっている。スピーカーの外形寸法は350×490×980mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は33.5kg。ネットワークのサイズは、220×342×200mm(同)で、9kg。