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パイオニア、世界初のPC用ポータブルUHD BDドライブ。約1.5万円。環境チェックツールも

 パイオニアは、世界初のポータブルタイプのUHD BD対応PC用BDドライブ「BDR-XD06J-UHD」を3月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後(税込)。販売元はエスティトレード。内蔵型は2月にパイオニアから発売されているが、USB 3.0のポータブル接続タイプのUHD BDドライブは初となる。

世界初のポータブルタイプのUHD BD対応PC用BDドライブ「BDR-XD06J-UHD」

 4K解像度(3,840×2,160ドット)のUltra HD Blu-ray(UHD BD)再生に対応したBDドライブで、インターフェイスはUSB 3.0。UHD BD再生ソフト「Power DVD 14」などが付属。対応ディスプレイと組み合わせ、HDR映像を再生する事もできる。外形寸法は133×133×14.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は230g。

 対応OSはWindows 10のみで、PCの動作環境は、Intelの第7世代Core i7/i5プロセッサ(KabyLake-S/H)とメモリ6GB以上(Uプロセッサは非対応)。GPUはIntel HD Graphics 630第7世代プロセッサ向けの内蔵GPUが必要。マザーボードはIntel SGX対応のintel 200シリーズで、HDCP 2.2/HDMI 2.0a出力対応、Intel内蔵GPU出力対応マザーボード(HDMI 外部出力用)が必要。

 パイオニアのサイトではユーザーの環境がUHD BD再生に対応しているかチェックできるソフト「UHDBDアドバイザーツール」を無償で配布している。

 UHD BDではなく、BDの記録・再生時は、対応OSがWindows Vista/7/8/8.1/10、CPUはCore Duo T2700/Core 2 Duo E6300以上を推奨。メモリは1GB以上、BDビデオ再生時はHDCP対応のグラフィック機能とモニタが必要。

 最大記録速度はBD-Rが6倍速(LTHは4倍速)、BD-R DLが6倍速、BD-R TLが4倍速、BD-R QLが4倍速、BD-RE(SL/DL/TL)が2倍速。DVD±Rは8倍速、DVD±R DL 6倍速、DVD-RW 6倍速、DVD+RW 8倍速、DVD-RAM 5倍速、CD-R 24倍速、CD-RW 24倍速。

 音楽CDの再読み取り性能を向上させた「PureRead 3+(原音再生)」を搭載。表面の汚れや傷でデータが読み取れない場合に、独自のアルゴリズムで再度読み取りし、音質変化の原因となるデータの欠落・補間の発生を抑える。

 USB 3.0で接続し、USBからの電源供給で動作するほか、専用端子に別売のACアダプタ「DCA-002」を接続する事も可能。電源の安定供給が可能になり、リカバリーCDでPCを立ち上げるUSBブートもサポートする。

 BD/DVDや音楽CD再生時に動作音を抑える「アドバンスド静音モード」や、電源を切った状態でもディスクを取り出せる「エマージェンシーイジェクトレバー」機能を備えるほか、ドライブのさまざまな設定を行なえる「パイオニア BD ドライブユーティリティ」、高音質な環境音を集めたオリジナル音源集「Sound Material」も付属する。

 別売のワイヤレスドック「APS-WF01J-2」に接続すれば、ドックとワイヤレス接続したWindowsタブレットやPCで、BDソフトを表示する事もできる。

 「PowerDVD 14」のほか、オーサリングソフトの「PowerDirector 14 LE」、RAW現像「PhotoDirector 5 LE」、ライティングソフト「Power2Go 8」、「InstantBurn 5」、ラベル作成の「LabelPrint 2.5」などを同梱する。