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Bluetoothに対応し、写真の持ち運びも可能になったバッファロー新「おもいでばこ」

 バッファローは、デジタルカメラやスマートフォン/タブレットの写真や動画を取り込んで、テレビなどで閲覧できる「おもいでばこ」の新モデルとして、外への写真持ち運び機能を搭載した「PD-1000Sシリーズ」を3月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販の予想価格はHDD容量1TBの「PD-1000S」が37,500円前後(税込)、2TBの「PD-1000S-L」が49,600円前後(税込)。

「おもいでばこ」新モデル、PD-1000Sシリーズ

 デジカメやスマートフォンなどで撮影したデジタル写真や動画データを内蔵HDDに取り込み、テレビにHDMI出力して楽しめる製品。SDカード/USB/無線LAN(Wi-Fi)経由の3通りで取り込み可能。取り込んだ写真は自動で整理され、撮影した日付ごとにカレンダー表示したり、イベントごとにアルバムを作成してまとめるといった使い方ができる。

 新モデルでは、スマホ・タブレットでの使い勝手をさらに高速・安定化させるために、無線LANを強化。従来モデルのIEEE 802.11/b/g/n/aに加え、高速な11acにも新たに対応した。

 さらに、Bluetoothにも対応。おもいでばことBluetoothスピーカー/ヘッドフォンなどを接続できるようになった。おもいでばこには音楽ファイルも保存できるため、写真と共にBGMとして音楽をBluetoothスピーカーから再生したり、スピーカーを搭載していない液晶モニタと接続したおもいでばこで、音だけBluetoothヘッドフォンから出力するといった使い方も可能。デジタルサイネージシステムとしても利用できるという。BluetoothのプロファイルはA2DPをサポートする。

 新たに「クリップ」機能を搭載。おもいでばこに保存した写真を、スマホやタブレットの「おもいでばこ」アプリに保存する事で、無線LANが届かない外出先でも鑑賞できるというもの。写真は画質の劣化を抑えながら、小さな容量に圧縮するため、スマホのストレージをあまり圧迫しないという。クリップした写真は各種SNSでシェアできる。なお、iOS用アプリで利用でき、Android用アプリの対応は近日を予定している。

背面

 他にも、「スマホファースト」をテーマに、初期設定時のテレビ画面の指示に従って操作するだけで簡単にスマホの設定まで完了できる「ネットワーク初期設定」、操作画面の新デザイン、意図せぬ電源の寸断が発生した場合などに、ハードディスクの状態をセルフチェックしてデータ修復を試みる「ディスクリカバリー」機能も新たに搭載した。

 従来の「おもいでばこ」(PD-1000シリーズ)にソフトウェア・アップデートで追加していた機能も全て包含している。

 なお、新モデルの追加機能の中で「クリップ」、「ネットワーク初期設定」、「新画面デザイン」、「ディスクリカバリー」は、PD-1000シリーズ向けにも今後提供。クリップ機能はiOS用アプリでは3月下旬、Android用アプリでは近日対応予定。その他の機能は、本体ファームのアップデートで4月に配信予定。

 本体背面にはバックアップ用USB端子を装備。別売USB HDDを接続すると、電源OFFのたびに新しく取り込んだ写真/動画を自動でコピーしてバックアップできる。Ethernet端子も装備。リモコンが付属する。外形寸法は154×118×37mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約410g。

リモコンが付属する