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アイ・オー、曲面でゲームの没入感を高めるフルHD液晶。144Hz表示/低遅延
2017年3月22日 14:28
アイ・オー・データ機器は、同社初の曲面パネルを採用した27型液晶ディスプレイ「LCD-GC271XCVB」を4月下旬より発売する。ゲーム向け機能を強化した「GigaCrysta」シリーズの新製品で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は54,800円前後。
フルHD/1,920×1,080ドットの曲面VAパネルを採用し、ゲーム時の映像への没入感を高めた27型液晶ディスプレイ。フレーム最小幅は約9.8mmの狭額縁デザインで、同モデルを複数並べたマルチディスプレイ利用時もフレームが気になりにくく、より高い没入感が得られるとする。1月の開発発表時に「2017年春頃の発売予定」としていたが、発売日や価格など詳細が決定した。
パネル表面は非光沢。バックライトはLEDで、輝度は300cd/m2。コントラスト比は3,000:1。視野角は上下左右178度、応答速度は21ms(グレー to グレー)。中間色の応答速度を高速化させるオーバードライブ機能オン時は、レベル1設定時が約13ms、レベル2が約6ms(同)。
入力はHDMI×2とDisplayPort×1。DisplayPort入力時は144Hz、HDMI接続時は120Hzの高速リフレッシュレートに対応し、動きの速いゲームなどで滑らかに映像表示できるという。「FreeSync機能」も搭載し、AMD製GPUと組み合わせてティアリングを低減可能。映像のフレーム遅延時間を0.05フレーム(約0.35ms)に短縮する「スルーモード」も備える。ただし併用はできない。
バックライトの輝度を自動制御する「CREX」機能を備える。映画などの場面の変化に応じてバックライトの明るさを自然にコントロールするもので、映像が暗いときは輝度を下げ、明るいときは輝度レベルを上げて最適な明るさにする。
映像の暗部の視認性を向上させ、暗闇に隠れた敵キャラクターなどを見えやすくする「Night Clear Vision」モードや、画面の明暗のメリハリを付ける「エンハンストコントラスト」、10段階で調整できる超解像技術も採用。
そのほか、画面のちらつきを抑えるフリッカーレス設計、5段階調整のブルーライトリダクション、動画やゲームなどコンテンツに合わせた表示設定を選べるダイナミック・ビジュアルモードなどを備える。
消費電力は最大41W(待機時0.4W)。ステレオミニのアナログ音声出力とヘッドフォン端子を搭載する。スピーカーは非搭載。スタンドは高さの他、スイーベル・チルト調整も可能で、脱着も可能。100mmピッチのVESAマウントに対応する。スタンドを含む外形寸法/重量は、619×249×415〜525mm(幅×奥行き×高さ)/7.3kg。