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3つのライカレンズ搭載スマホ「HUAWEI P10/P10 Plus」。自撮りも“ライカ調”

 ファーウェイ・ジャパンは、独ライカと共同開発したレンズを搭載したハイエンドスマートフォン「HUAWEI P10」と「HUAWEI P10 Plus」を6月9日に発売する。SIMフリー端末で、nanoSIMスロットを備える。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はP10が65,800円前後。P10 Plusが72,800円前後。OSはAndroid 7.0。

HUAWEI P10(左)と、HUAWEI P10 Plus(右)

 カラーは、P10がダズリングブルー、プレステージゴールド、ミスティックシルバー、グラファイトブラックの4色、P10 Plusがグリーナリーとダズリングゴールドの2色。

 P10は5.1型/1,080×1,920ドット、P10 Plusは5.5型/1,440×2,560ドットのIPS液晶を搭載。ライカレンズを2基備えた'16年モデル「HUAWEI P9」からカメラ機能をさらに強化、両機種とも800万画素のフロントカメラにもライカレンズを採用し、「ライカ調のポートレートセルフィーを撮ることが可能」な点が特徴。前後合計3つのライカレンズを搭載した世界初のスマートフォンとしている。

 フロントカメラのレンズはF1.8のSUMMILUX-H。メインカメラは1,200万画素RGBセンサーと2,000万画素モノクロセンサー、第2世代のライカダブルレンズ Pro版(F2.2)を搭載。これまで以上に細やかなディテールの描写と広い色階調を再現できるという。像面位相差とコントラスト、レーザー、デプスAFの「4-in-1 ハイブリッドフォーカス」や、光学手ブレ補正も備える。

 厳しい品質基準を持つライカが、レンズの透明度や収差、フレアなどの光学特性を評価し、 個々のレンズをスクリーニング。ソフトウェア/ハードウェアの開発までライカと共同で行なうことにより、「ライカクオリティの写真撮影を楽しむことが可能になった」という。

フロントカメラにもライカレンズを採用
メインカメラはライカレンズを2基使用

 さらに、カメラの新機能として「ポートレートモード」を搭載。 ダブルレンズによる正確な深度計算が実現した美しいぼけ味や、3D顔面認識、照明効果、ナチュラルな美肌補正により、「フォトスタジオで撮ったかのような」ポートレートが撮影できるというモード。2,000万画素のモノクロセンサーでディテールをとらえ、深みのある表現ができるというモノクロモードにも対応する。4K動画撮影も可能。

ポートレートモードを搭載

 ディスプレイには、ホールド感の高い2.5D曲面加工を施した耐久性/傷耐性の強化ガラス、第5世代のCorning Gorilla Glassを採用。ベゼル幅1.35mmの狭額縁で、薄さ7mmを切る丸みを持ったボディと、ダイヤモンドカットを施したメタルボディで構成する。

  高感度指紋認証センサーを前面パネル下に配置。 画面上の仮想ナビゲーションの代わりに指紋認証センサーのタップ/長押し/スワイプ操作を可能にしたことで、コンテンツの画面表示を広くすることができたという。

 CPUはオクタコアの「Kirin 960」(2.4GHz A73×4、1.8GHz A53×4)。メモリは4GB、ストレージメモリは64GB、最大256GBまでのカードが利用できるmicroSDカードスロットも装備する。

 バッテリはP10が3,200mAh、P10 Plusが3,750mAh。NFC、Bluetooth、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac、2.4/5GHz)も搭載。外形寸法と重量は、P10が約145.3×69.3×6.98mm(縦×横×厚さ)、約145g。P10 Plusが約153.5×74.2×6.98mm(同)、約165g。

本体デザインの特徴

 P10 Plus/P10の他にも、ハイコストパフォーマンスモデルの「P10 lite」を同じく6月9日より発売。5.2型フルHD液晶に、従来機「P9 lite」から強化したオクタコアCPU、3,000mAhバッテリ、高感度指紋センサー搭載で、店頭予想価格は29,980円前後。カラーはサファイアブルー、プラチナゴールド、パールホワイト、ミッドナイトブラックの4色。

P10 lite