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都心近くで気軽にドローン飛行、DJI公認の室内飛行施設「DJI Arena Tokyo」誕生
2017年10月17日 15:18
DJIは、日本初となるDJI公認の室内飛行施設「DJI ARENA BY JDRONE TOKYO」(DJI Arena Tokyo)を東京都葛飾区に10月21日にオープンする。スペースをレンタルしてドローンを飛ばせるだけでなく、製品を購入できるストア機能や技術的なサポートも提供する。オープンに先駆け、17日に報道陣に向けて施設を公開した。
DJI Arena Tokyoの住所は、東京都葛飾区細田 3-30-13。最寄り駅はJRの小岩駅で、北口からバスでアクセスできる。京成高砂・京成小岩駅からも徒歩15分(約1.5km程度)の住宅街にある、元倉庫を活用して作られている。
施設内は、BASICエリア、ADVANCEエリア、セミナーなどを行なうルームの大きく3つに別れており、BASICとADVANCEの飛行エリアには、安全のために全面にネットを設営している。
BASICエリアは初心者向けで、広さは約8.5×15m(幅×奥行き)。Spark、MAVIC PRO、PHANTOMシリーズなどが横に陳列されており、スタッフに詳しい特徴を聞いたり、質問したり、購入前に実際に手にとれる。さらに製品購入予定者であれば、BASICエリアにおいて、数分、離陸や着陸など、実際の飛行も試せる。
ADVANCEエリアには、LEDで装飾されたゲートなどが設置され、既にドローンを持っているユーザーなどが、飛行技術を磨く事ができる。広さは約9.5×22m(幅×奥行き)。なお、建物の高さは約9m。
このBASIC、ADVANCEフライトエリアの利用料金は、BASICの平日が1人30分800円、60分で1,400円。ADVANCEは30分1,400円、60分で2,400円。土日祝日は、BASICが30分900円、60分1,600円、ADVANCEが30分1,600円、60分2,800円となる。これとは別に、法人向けにBASICとADVANCEを両方使った、全面貸し切りプラン(3時間)も平日54,000円、土日祝日64,800円で用意する。
なお、併設のショップでは、ドローンの貸出機も用意する予定で、レンタル料金を追加で支払う事で、これらのエリアで試す事ができる。ストアでは、空撮のプロやドローンの業務利用を検討する企業や団体を対象としたハイエンド製品も常設。さらに技術スタッフも常駐し、サポートも受け付ける。
施設は個人やグループ、企業イベントでのレンタルなど、様々な用途で利用可能。DJIの飛行体験プログラム「New Pilot Experience」や、企業へのドローン導入プログラムも開催する予定。
屋内施設であるため、天候に左右されることなく1年中ドローン体験ができるのが特徴。営業時間は、水曜日、土日祝日が朝10時から夜21時まで。平日は18時~21時まで。DJIの正規販売代理店である日本サーキットが管理・運営する。
オープニングイベントも開催
10月21日と22日の2日間は、オープニングイベントを10時~18時まで実施。当日来場者だけが参加できる特別抽選会を開催するほか、2日間限定の15% OFF製品購入クーポンや、DJI Arenaで使える5% OFF製品購入クーポンがもらえる。
抽選会では、DJI Arenaの3時間無料体験チケットや、OSMO Mobile、DJIオリジナルグッズなども景品として用意される。
運営する日本サーキットの酒井哲広社長は、DJI Arena Tokyoが都心に近い施設である事や、誰もがドローンに触れ、体験できる施設である事を説明。操縦技術をアップさせたり、セミナーを受けたり、イベントの開催にも活用できる事なども特徴としてアピールした。
さらに、「日本が向かえている人手不足という問題を、ITの力を借りて対策していきたい。ドローンの社会実装を通して、そこに役立てるよう、これからも努力していきたい」と抱負を語った。